


安倍首相は3日、消費税率を予定通り来年4月に8%へ引き上げるかどうかについて、来月上旬に決断する方針だという。決断時期の理由については、日本銀行が10月1日に発表する9月の企業短期経済観測調査(短観)を最後の判断材料にするらしい。
この問題については、「ずいぶんと後ろに引っ張るな」との印象を受ける。以前当欄で民主党政権の唯一の実績として消費増税を決着させたことを挙げた。
【野田内閣は仕事面に関してはかなりの成果をあげた内閣といえる。消費税増税に決着をつけたことなどは、これがもし自民党政権の下では、ねじれを悪用する小沢民主の反対でまず無理であっただろう。与党民主、野党自民の国会勢力下なればこそ実現した事案の典型だ。まさに天の配剤といえる。】(2012-11-15当欄)
最近では毎年1%づつ上げるなどと理解に苦しむ意見が政府関係者の口から発せられるなど、とても演技とはいえないような大根役者が闊歩しはじめている。すでにアドバル−ンを上げる時期はとっくに過ぎている。この期に及んで行き過ぎた慎重さを装うことは相応しくない。1日も早く方針を明らかにすべきであろう。
以前にも指摘したが、安倍内閣に好感がもてる点は、これまで総理自身、または閣僚から失言・不用意な発言が一切無いことである。安倍は閣僚に対し憶測を呼ぶような発言を厳重に戒めている可能性が高いと思う。ぶらさがりに応じないことも成功の理由だろう。
もし現在の経済情勢で消費税率変更を先送りするなら、すべての政治的モラルと政治への信頼が崩壊することになるだろう。
(9681)東京ド−ム・・・東京オリンピックとジャイアンツ優勝のダブル期待。強気で攻めたい。
(3765)ガンホ−・・・・相場に勢いが出てきた。押し目は絶好の拾い場。

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