兜町 放浪記

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昨日の東京市場は日経平均が2日連続で300円を超す下げとなり市場参加者の失望感は強まってきている。NYダウが連日の史上最高値更新となっていることで追随高を期待しては裏切られる毎日に「先行きは暗い」と売り目線の個人投資家が増えている。

米国のトランプラリーには「アメリカ・ファースト」の貿易政策はむしろ支援材料として機能するのだろう。日本株が米国株高と完全に乖離しはじめているのは、「トランプは日本にメリットある政治的決定は何一つしない」と誰もが決め込んでいるからだ。

それを見透かして動き出したのが円相場だ。一時139円まで進行した円高が156円台まで戻したのは意外な展開であったが、その間に株が40000円を台固めできなかったことは痛い。

12月相場は、日経平均が円高を理由に下げ優勢のじり貧相場になるだろう。ここは落ちるナイフを掴まないようにしっかりと下値を見極めて、引きつけてINしないと最悪のお正月になりそうだ。12月特有のIPO集中と損益通算売り、実需の円売りで日本株は2番底を取りに行くと考えている。
（8233）高島屋・・・・10月の店頭売上速報が発表され絶好調が確認されている。百貨店株は総じて見直されて良いセクターだ。
（7011）三菱重工業・・・・上場来高値を更新するなど直近で買われてきた株。防衛関連は値持ちが良い数少ないセクターとなろう。

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