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昨日の東京市場は急反落し日経平均が843.21円の大幅安と値を崩している。為替市場で円高に振れると自動的に株が下がる機械仕掛けの東京市場である。日本時間未明から前日の石破発言を咀嚼して円高修正が進んでいる。選挙直前で黙っていられない新米総理の面目躍如である。

イランとイスラエルが衝突しはじめた。中東紛争で日本に影響が伝播してくるのは原油価格ぐらいで「遠くの戦争」なのだが昨日は不安心理に乗じて売り方が中東懸念を持ち出してひと稼ぎしている。

中東紛争で漁夫の利を得るセクターが海運株だ。数年の大相場から好業績をここまで保っているとは誰も予想出来なかっただろう。かつてのボロ株の象徴的存在だった海運株なればこそ、空売りを巻き込んだ壮大な踏み上げ相場を示現したものだった。

昨日は全面安の中でも【9104】商船三井がしっかり。円高懸念が進行中でも投資家の視線は高配当・好業績銘柄として高評価だ。取り組みが改善しており注目だ。
(4063)信越化学工業・・・・大手証券各社が強気レーティングを付与。証券界が大事に株価を育てる。
(6758)ソニー・・・・最も出遅れ放置されてきた天下のソニーが動意づいてきた。中期、上場来高値更新も狙える。

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