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今日の東京市場は日経平均が3日続落の後ながら日銀による金融政策変更による市場の反応を見極めたい流れが優勢となり利食い売りをこなしながら下値をテストする展開となりそうだ。
日本製鉄が日本の経営者層に致命の一撃を放った。「鉄は国家なり」の日の丸名門企業の流れをくむ日本製鉄の賃上げ回答の中身が凄まじい。組合の要求を上回る回答をしたかと思えば、新卒初任給を大幅に引き上げた。
大卒初任給は41,000円増の26.5万円、高卒で21万円に引き上げ、いよいよ大横綱が本気だ。これは若年層を低賃金で我慢させ、イスに腰を下ろす高齢層に高給で処遇してきた年功序列の恩恵が消滅する前段階といえる。
日本企業の特徴は実際に会社を回す20代、30代の社員を安月給で働かせるシステムだ。40代、50代が彼らに食わせてもらう不思議な構造だが、スタートアップ企業や新興企業ではそんな社内調整は害悪でしかない。スポーツの世界のような新人も大御所も同じグラウンドで勝負して結果を競う社会への序章がはじまったと感じるのだ。
（9166）GENDA・・・・3000円割れがあるのか要注視。
（4894）クオリプス・・・・NHKがしきりに大阪大学のIPSシートの進捗を報じる。
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