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昨日の東京市場は朝方から日経平均が堅調にはじまり一時300円超の上げだったが徐々に値を消し結局17円高と開店休業のような相場つきになった。しかし決算発表で良い内容を見せた銘柄には素直に買いが集まる動きは確認できる地合いである。

【4475】HENNGEが先週末10日に決算発表を行い前期の上方修正と今期連続最高益更新予想を打ち出し株価は急伸している。コロナショック前後からはじまったマザーズ市場の大暴落による新興銘柄の叩き売りの主役扱いだった頃が忘れられない。

どんなに好決算を出しても材料出尽くし扱いを受け叩き売られた。将来への布石をして広告宣伝費を強めに使い、四半期決算が凹んだことでストップ安まで叩き売られたこともあった。それでも将来への投資としてきた経営陣の施策は結実して今日がある。

業績不振による減益と、先行投資による減益を日本のグロース市場は見分けることはしない。アマゾンや、フェイスブック、テスラも赤字を続けていても株価は倒産株のように叩き売られることはなかった。日本の新興市場は不健全な市場であると言っても過言ではない。
（4475）HENNGE・・・・今期連続最高益で買い安心感が広がる。貸借銘柄で投機的な資金を呼び込める万能タイプ。
（7370）エンジン・・・・出遅れ銘柄。商いが薄いのが難点だが評価不足。