


在任期間の歴代最長記録を塗り替えた安倍元首相の突然の銃撃事件から淡々と月日は流れ、アベノミクスは故人の評価とともに現在進行形ではなく、数十年後に下されることになるのだろう。現在のデフレ転換からインフレ定着は安倍・黒田体制の種まきでも実らなかったものが、岸田政権の強引な最賃引上げ策に人手不足が追い打ちをかけることで完全に潮目が変わったようだ。
アベノミクスの成果は大きく2点ある。一つは超円高を転換させたこと。もう一つは株式市場の復活だ。その後の水準はともかく、安倍2次政権の誕生失くしてその後の日経平均30000円回復はまずなかった。
米国のように株高が個人消費のターボチャージャーになり、貯蓄より消費にカネが回る循環を支えている構造はバブル崩壊以降の日本社会には見られないサイクルだ。だれもそのサイクルを実現しようとしない、活用しようとしない不幸が日本経済の病巣であると思う。
優秀な経営者と優れた技術力を保持していても、マクロ政策と足腰の強い金融市場が機能しないとその国の経済は三流以下に落ちぶれることは我が国が証明した強い経済こそ、日本かできる安全保障であることを忘れてはいけない。
(4480)メドレー・・・・マザーズ総崩れの時、先陣を切ったのがこの株だった。5000円以下は拾い場。
(4374)ロボペイ・・・・請求業務自動化で一時注目される存在感があったが、IPO直後の赤転で株価は方向感を失った。ようやく出直り。