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このところ旧東証1部の名門企業株がジワジワきている。今年に入ってからの日経平均の戻り高値更新となる上昇相場とは今だ雲泥の差となっている旧マザーズを逃げ出してきた投資家にしてみれば、古めかしいカッチカチの旧1の2番手、3番手銘柄の中に新興企業ではとても及ばない財務内容がしっかりしている会社がけっこうあることが新鮮なはずだ。

それにしてもゴム、農薬、窯業、鉱業、地銀、倉庫までも凄いチャートだ。住友ゴム、横浜ゴム、クミアイ化学、北興化学、白煉瓦、三井金属、同和鉱、千葉銀、三井倉庫、三菱倉庫などはいつの間にか押し目無き上昇波だ。

そうした2番手、3番手銘柄がここまでじり高チャートを刻み付けた相場は私の投資経験(38年)でははじめてだ。バブル期でもここまでの全面高はなかった。その反動なのか、旧マザーズ銘柄のほとんどが人気離散から低迷、下落する2極化が鮮明だ。

今、大勝している投資家は旧1部銘柄保有者だ。日々の値動きで「売った・買った」しながら生活したい投資家は新興銘柄のいい頃が忘れられず成果はマイナスに沈んでいるはずだ。旧1部市場銘柄すなわち「昭和企業」群がどっこい頑張っている姿がまぶしい。
(8233)高島屋・・・・中国の処理水反応から訪日インバウンドへの過度な影響を株価は織り込みに行ったが個人消費の盛り上がりには関係ない話だ。
(5110)住友ゴム・・・・目立たぬ業種ながら株価はしっかり上昇波動継続。自動車業界とは切り離しても優良セクター。