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昨日の東京市場は日経平均が693.21円高の3日続伸となり32000円を突破してなお余力を残している。セルインメイどころか5月から充実の相場が継続する春の珍事ならぬ「初夏の珍事」と言ったところか。

日経平均が高値を更新してから30余年たった今、ようやく、強烈な相場が上昇波動となった時、反射的に「株式市場にバブル発生」と言い出す向きは確実に減っている。1989年の大活況相場を「バブル」のひと言で片付けてきたことで、日本人の中に38915円が「例外」として目指すべき数字ではない、意味の無い頂きの象徴になってきた。

当時の日本経済は世界の勝ち組企業が集約する先端技術国家であった。各セクタ−の名門企業が、世界の業界首位に登りつめていた。決して、金余りだけで達成された株高ではなかった。

当時の米国は度重なる戦争介入で疲弊した国民と労働力の質の低下で製造業が負け組に転落する厳しい時代だった。現在の日米がひっくり返る印象といえばよいだろうか。昨日、日経平均が32200円を取ってきたがあまりに低い目標で感想すら思いつかない。
(6758)ソニー・・・・日経平均の上昇に比べスピード感がイマイチ。外人買いに目をつけられたら上値余力十分。
(5032)エニーカラー・・・・上値戻りのテスト開始局面。個人投資家が作る相場にプロ筋が乗っかってくれば水準訂正のスケールが大きくなる。