


今日の東京市場はNYダウの反発をうけて小高い推移となりそうだ。円相場が乱高下しており円安を好感する銘柄群が3月期末配当前にもかかわらず大きく売り込まれるなど、配当権利取りの買いにも慎重にならざるを得ない展開となっている。
一昨日の大引け後に上方修正を発表した【5032】エニーカラーがストップ高となっている。同社が公表した上方修正とプライム市場への変更申請という材料を好感しての急反発だ。同社の株価は決算発表を警戒し連日の年初来安値更新を続けてきただけに、買い戻しは急だ。
これほどの成長株を寄ってたかって上場来安値更新まで売りまくって来たのが理解に苦しむ。需給の読み合いだけで会社の中身なんか関係ないのが日本のグロース市場ということだ。
Vチューバー事業の成長性は今だ投資家の間でも理解が進んでいない。新しい産業でもあり評価する側の力不足が露呈する格好だ。今日の売り買いは鉄火場となるのだろうが、好業績を素直に好感する市場であって欲しい。
(7370)エンジン・・・・中期計画の内容では力不足。投資家の失望売りがつづく。
(5032)エニーカラー・・・・想定外の材料をしっかり株価に取り込めるか今日の動きにかかっている。