


昨日の東京市場は続伸した。昨日の日経平均は3日続伸となったが上げ幅は71.38円に止まり弱含み感が残る取引となっていた。
もはや株式市場で絶滅危惧種から絶滅種となってしまったものに「仕手株」がある。株式市場の象徴だった「場立ち」が消えてコンピュ−タ−売買に置き換わったように、仕手株もまた取引の透明性が確保されると同時に身を隠せなくなり姿を消した。
資金力にモノをいわせた買占めと、株価の情報伝達が新聞と電話しかない、しかも証券会社と個人の情報力に格段の差があった環境が、仕手株を動かした「本尊」が暗躍できた条件だった。
それが世の中の進歩で同じ情報を手にして素人も玄人も関係なく勝負が出来る土俵になって、本尊が駆逐されてしまった。泥臭い資金集めも不要なほど、個人投資家が力を持つようになり、アングラな雰囲気は神通力に結びつかなくなった。本尊なき仕手株ばかりでロマンが減ったと感じるのは齢のせいだろうか。
(5727)東邦チタニウム・・・・生粋の市況銘柄だが業績回復銘柄としても秀逸。
(5801)古河電工・・・・チャートは窓埋めから上に行きたがっている。