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今朝取引を終えたNY株式市場でナスダック指数は384.50ポイント急騰している。率にして3.25%高となり、米国内の金利上昇局面入りを下げで反応してきたグロース銘柄に次の金融政策フェーズ(緩和)を意識する流れが出てきているようだ。

ここ1年は日本株に影響するのはどちらかというとNYダウ安より、ナスダック安だった。その点で、今日のナスダックが、ダウと一線を画したことは「小さな異変」と言える。

旧マザーズ市場で活躍した個別企業の業績は決して悪くない。米国では金融引き締め期入りからグロースという言葉でくくられる成長株群が真っ先に売り込まれたが、それを見た日本国内で「マザーズ=グロース」というかなり乱暴な方程式が疑いもなく定着し、災いしてきた。

冷静になれば、日本の新興企業群の業績が米国金利に敏感に左右されることはない。本来は、IPOにより手元資金に余裕があり、金利負担からは最も遠い存在なのだ。ナスダック高で最も資金流入があっておかしくないのが日本のグロース市場である。
(9107)川崎汽船・・・・本日前引け後に決算発表を控えている。新たな株主還元策が飛び出すか注目だ。
(9101)日本郵船・・・・海運株は息の長い人気株に変貌したが、割安放置ぶりはいまだ健在。