


こどもの頃、団地暮らしをしていた。お隣さんのお嬢さんが都内の有名女子大英文科に入学して「あの子は英語が話せる人だ。」と団地内で近所に凄い人がいると噂が広がったことがあった。
物心がついた昭和40年代、英語が話せることは人間として最上級の特殊技能と思われていた。決して言い過ぎではなく、医学部と並んで外国語学部に合格する人は子供心に「凄い特技をもつ人、優秀な人」だったのだ。
私は学生時代を通算すれば10年以上も毎週英語に触れながら、まったく会話のひとつもできないでいる。幸か不幸か、昭和の人間が等しく抱いてきた英文科卒への社会的期待感のようなものは現在では完全に崩壊している。
そのきっかけは何と言っても、スポ−ツ選手の海外進出だろう。勉強が得意で無さそうな代表格のスポ−ツ選手達が、海外で活躍し、インタビュ−を現地語で流暢に受け答えする場面を見せつけられてそれまでの常識は崩壊した。言語は学問ではないと。わざわざ英文科に行かなくとも、誰でも外国語を話せるようになる方法があったのだ。
言語の習得は教室の中でやるものではなく、コミュニケ−ションが求められる環境に飛び込めば誰にでも出来ることなのだ。もっと早く気がつけばよかったと後悔しきりである。
(1518)三井松島・・・・急落分を取り戻す上げっぷり。ここからは強弱感が対立しさらにデイトレが面白くなる。
(6632)ケンウッド・・・・往年の仕手株らしい動きに昔を思い出した。低位材料株として目玉になりそうだ。