


昨日の日経平均は小幅反発となり28000円の攻防に終始する1日だった。前日に売り込まれたSBGがリバウンド狙いの買い物で底堅くなると日経平均も売り込みにくい雰囲気が漂っていた。
個別企業の業績は見どころの有るものがけっこうある。建設・化学・機械といったハイテク・ITのような華やかさの無いセクタ−がどっこい好業績に沸いているものがあったりする。電線株がそれに当たる。
かつて「電線株」は時代の最先端イメ−ジがあったセクタ−だった。バブル期の入り口であった1980年代後半にはインタ−ネットで結ばれる情報化社会の到来に不可欠な光ファイバ−や超伝導電線によるリニアモ−タ−カ−開発の材料で名をはせたものだ。
そんな電線株も業績低迷期がつづき、すっかり不人気株の代表選手になってしまっていた。社名から「電線」の文字を消し去ったずいぶん会社が増えた。
年初からさえない地合いが続く市場だが、電線株の週足チャ−トを見ると、他のセクターよりしっかりしている。【5803】フジクラは電線から電子部品、電装品に事業を拡大し好業績を叩き出す。見直し買いの光があたる期待大だ。
(5803)フジクラ・・・・業績は絶好調。藤倉電線時代から脱皮し今や電子部品の実力企業だ。
(9984)ソフトバンクG・・・・前日の暴落は年中行事になりつつある。NY株高を読めばやがて買いとなる。