


今日の東京市場は日経平均が86.60円安と小安くなった。NYダウが小幅な動きで折り返してきたが、ダウがおとなしければ赤子のようになるわかりやすい東京市場である。
今日のハイライトは海運3社が揃って売られたことだろう。25日に三菱UFJモルガン・スタンレー証券が海運大手3社の格付けを軒並み下げ、目標株価を時価より200円〜400円下に設定するなど直近の上昇基調に冷や水をかける見通しを公表している。
海運3社は商船三井が31日、郵船・川崎汽船が来月4日に決算発表を控えておりそれを待たずに今後の業績悪化を予想するコメントをぶつけて来たわけだ。
直近の円安を追い風に中間期業績の上方修正さえ囃して来ただけに、投資家の鼻っ柱をへし折るには十分なショックとなったようだ。今回の格下げにより、後日公表される決算内容がサプライズ含みであったとしても、「材料出尽くし」で売り込まれるようなら証券会社も罪なことをしたのもだ。
(4397)チームスピリット・・・・このところ出来高がコンスタントに10万株を超えている。もともとIPOP時は注目のDX企業として株価3000円台で活躍していた銘柄だ。現在地はあまりに売られ過ぎだ。
(9697)カプコン・・・・今期上方修正で上場来高値更新。信用取組は売り長、最高益更新銘柄となれば買い戻し必至の展開へ。