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今週の東京市場はFOMC待ちに加え、週末3連休控えとなり身動きが取りずらい。東京市場がFOMC通過を消化できるのが来週月曜日であり模様眺めのスタンスが強まるだろう。

低迷相場の中で個人投資家の救世主的存在であった海運大手3社の株価がさえない。それぞれプライム市場では稀有な株価10000円という値嵩株の領域に到達し、紆余曲折がありながら揃って株式3分割実施という株価上昇銘柄の締めくくりも立派にこなす銘柄だ。

目先の上げ下げにしか関心のない投資家が増え、「株式分割」という期待感で株価が一段高に買われたのちの、妙にしらけた雰囲気は分割落ち後の低迷を予感させる。

ここからは出来高を注視する必要があるだろう。3分割で流動性が増したのに出来高が低迷するようでは値動きの鈍重さに投資家は逃げ出すだろう。海運株の正念場は権利落ち後の29日以降に問われることになる。
（4397）チームスピリット・・・・2022.8期は赤字幅縮小で上方修正となった。400円台の値ごろは安すぎる。
（8233）高島屋・・・・海外観光客受け入れ加速。円安を活かすため政府は前のめりでインバウンド復活を画策する。