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今朝取引を終えたNY株式市場でNYダウは一時700ドル以上急落したものの持ち直し結局129.44ドル安で落ち着いた。意外な動きでナスダック指数が1.75%高となり、米国内の一時の金利低下に機敏に反応していることが目を引く。

日本株に影響するのはどちらかというとNYダウ安より、ナスダック安だろう。その点で、今日のナスダックが、ダウと一線を画したことは「小さな異変」と言える。

旧マザーズ市場で活躍した個別企業の業績は決して悪くない。米国では金融引き締めからグロースという言葉でくくられる成長株群が真っ先に売り込まれたが、それを見た日本国内でマザーズ=グロースというかなり乱暴な方程式が疑いもなく定着し、災いしている。

冷静になれば、日本の新興企業群の業績が金利に敏感に左右されることはない。本来は、IPOにより手元資金に余裕があり、そこからは最も遠い存在なのだ。日本株で最も資金流入があっておかしくないのが日本のグロース市場である。
(4397)チームスピリット・・・・株価は400円そこそこの低位株に甘んじる。450円を払い、500円乗せをイメージ。
(9227)マイクロ波化学・・・・直近IPOで値動きはすこぶる荒い。電力事情から省エネ関連が乱打戦になりそうな地合いでここもその毛並み。