


昨日の東京市場はNYダウの大幅高を好感して上昇することを期待していた投資家を落胆させるにはあまりある無反応相場であった。海外市場が堅調でも「いずれ大きく崩れるときが来るだろう。」何度も下げに巻き込まれてきた悲しき学習効果なのか。
東証マザ−ズの新興バイオ銘柄として人気の高いアンジェスがストップ安まで売り込まれた。この3日間で−150円、−120円、−100円と急落度は市場トップだろう。
その下げっぷりの原因を今日の日経朝刊がくわしく書いている。どんなに画期的な薬でも、薬価を国が決める現在のやり方では、連続赤字でやり遂げた開発成果が報われないようなシステムでは会社も、投資家もアホらしくて海外に活路を求めるだろう。
今後は治療型の医療と予防型の医療が両輪として私たちの健康を支えてくれることになりそうだ。膨れ上がる医療費に歯止めをかけるためにもがん患者の遺伝子を調べて最適解を探る医療が一般化するだろう。
それにしてもアンジェス株に対する市場の反応はヒステリック過ぎる。厚生省も、投資家もアンジェスのような新興バイオ企業に対する目の向け方があまりに酷だ。企業にとっては役所と投資家が最も面倒な存在なのだろう。
(4563)アンジェス・・・新興バイオ企業を応援買いする個人・投信が拾ってこよう。
(4800)オリコン・・・上げトレンドを崩さない頑強さは傑出している。老舗だが古さを感じさせないビジネスモデルが立派。

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