


昨日の東京市場は続伸した。日経平均は400円以上高い水準で推移する場面が続き、終日堅調であった。NYダウの200ドル超の反発に促された上げであり、自律反発ではない他力本願の真骨頂ぶりが際立つ光景だった。
もはや株式市場で存在感を失ってしまったものに「仕手株」がある。株式市場の象徴だった「場立ち」が消えてコンピュ−タ−に置き換わったように、仕手株もまた取引の透明性が確保されると同時に身を隠せなくなり姿を消した。
資金力にモノをいわせた買占めと、株価の情報伝達が新聞と電話しかない、しかも証券会社と個人の情報力に格段の差があった環境こそ仕手株を動かした「本尊」が暗躍できた条件だった。
それが世の中の進歩で同じ情報を手にして素人も玄人も関係なく勝負が出来る土俵になって、本尊が駆逐されてしまった。泥臭い資金集めも不要なほど、個人投資家が力を持つようになり、アングラな雰囲気は神通力に結びつかなくなった。本尊なき仕手株ばかりでロマンが減ったと感じるのは齢のせいだろうか。
(4428)リンク・・・・株価は物色人気が続く。値動きが荒いことでデイトレが流れ込んでいる。
(7707)PSS・・・・値ごろ、出来高と仕手人気が増す。これぞ「本尊なき仕手株」の典型だろう。

↑ ↑ ↑ ↑ ↑ 今日の記事内容が「参考になった!!」「よかった!!」と評価していただける方はクリックをお願いします。明日の執筆の参考にいたします。