


震災発生以降、早朝から災害情報番組のオンパレ−ドである。その中でも原発災害への日本政府の対応が焦点になってきている。
ジャ−ナリストか局アナか番組司会者か単なる進行係りか、はたまたクレ−マ−か野次馬かの判断は避けるが、一様に「安全か安全ではないのか、はっきりしてほしい。」と政府関係者・国会議員・何とか研究所・○○大学の先生方から「お墨付き」の言質を得ようとするのである。どう考えても、とても現状では無理な話ではないか。
ある番組では何を思ったか、災害支援に来日中の現場のアメリカ人医師に「日本政府の原発対応の遅さをどうおもいますか?」と質問し、「日本政府は事態をコントロ−ルしている。」と冷静な回答しか取れないのがわかると、米人医師以外の4人の日本人先生方が一斉に政府の対応批判をはじめ、米人医師は不思議顔をしていたのである。この姿こそ、日本のマスメディアのレベルを端的に示す場面にほかならない。
災害状況は刻々と変化するのである。現時点で最良の判断を下しても、半日後には最良ではなくなることも考えられる。いつから私たちは、一度の決定を状況に応じて自在に変えられない、変えることを許さない文化をつくりあげたのか。
臨機応変に変化することを「ぶれる」と表現する硬直性が、政府の大局的判断の自由度を狭め、「生きぬく」という最も重大で自己が負わねばならない責任を他人(国家・政府)に選択してもらわなければ生きていけない無意思の国民をつくりだすのである。
震災直後の政府批判は憂さ晴らしと同等に聞こえる。私たち日本人の中にある、許容できる「自己犠牲のキャパシティ」は必ず今回の震災を乗り越えられるものであると信ずる。
(9501)東京電力・・・・・・週明けも激しい相場
(8001)伊藤忠商事・・・・配当取り。じっくり取り組む
(6506)安川電機・・・・・・この強さ本物の予感
(8031)三井物産・・・・・・この打たれ強さ

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