経済情報に限らず、仕事上の調べものから初めて聞く用語や難解な税制、法律手続きの方法などネットで調べれば一通りの情報は即手に入る世の中になった。会合のまえには議題や話題になりそうなものはチェックして挑めばちょっとした入れ知恵をされた気分で具合がよい。ネット上に、日本中のだれかが知識を提供してくれて、それをまた誰かが利用してよりよい結論に近づくことができる社会がここにある。

体調を崩したひとが、症状を検索すれば膨大な量の情報が簡単に手に入る。もらった薬を検索すればその情報もしかり。医者がいらないとは言わないが、ヤブがつく専門家よりまずネットで検索するほうが先になってきている。

ネットをしていて、特に理由も無く、ふと自分の卒業した学校を検索してみた。HPぐらいあるだろうしちょっとしたタイムトリップをしてみたい気分がどこかにあったのかもしれない。

そこには来年3月で閉校することが市議会で可決され決定したことが書かれていた。

子ども数の減少によるものだそうだ。今、東京都下で起こっている現実である。あれから30年が過ぎていた。もしネットが無かったらそんな事実も知ることは無かったかもしれない。

自分のたどって来た道の一部を失うことは寂しいものである。涼しくなったら訪ねてみたくなった。(dfb)
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