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円という通貨は日本そのものを材料視することのない極めて稀な通貨だ。あくまで欧米通貨の対極に存在し、国内事情より他国の情勢に過剰に反応する。冷静に見れば現在国内で大騒ぎしている政局も、海外から見ればかわいいものなのかもしれない。
日本では経済的に成功し、そのことが多少でも継続することをバブルと表現する。そういう意味では、日本人投資家の多くがFX等の円高ポジションで大儲けし、円高長者が続出して円高バブルといわれるようでなければいけなかった。米国や中国に比べて景況感が著しく劣ると評価されても円は最強通貨であり続ける。表現力に乏しい日本のメディアも、エコノミストも円相場に対してどういうわけかバブルと表現する向きはほとんど無い。崩壊しないバブルはバブルではないのか。嘘もつきとおせば真実になるというわけか。
せっかくのこの円高を利用して世界のひんしゅくを買う行動を取るのはどうだろう。例えば円を刷りまくって、政府系ファンドを立上げ、世界中の資源権益を買い漁るのはどうだろう。政府は世界に向けて宣言する。
「われわれは世界中の権益確保のため今後も円高を望む。」
ひんしゅくを買って、ドルを買う。まさしく一石二鳥とはこのことだ。こんなこと言い出したら真顔で円の暴落を心配するエコノミストがテレビに登場するだろう。デフレ下でも金融緩和によるインフレを心配するおかしな番人をいただいている不幸は取り返しのつかない事態を招いた元凶だ。

