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今日の東京市場は、先週末のNY市場が300ドル超の大幅下落でおわったこと、引き続きギリシャ問題によるユ−ロ安と欧州危機懸念から大幅下落した。

日本固有の悪材料であった震災と原発災害による経済不安はいまさら売る材料にはならないだろう。どうしてギリシャ程度の経済規模の問題で世界経済がプチ金融恐慌に襲われるのか悔しい思いの投資家も多いだろう。

「市場は常に間違っている」とは著名な投資家の金言であるが、時に市場はヒステリックな反応で自壊することも多い。こういうときの対処法は参加を控えることだがそれもできないのは病気だから仕方が無い。大津波がくると喜んで海に出て行く、大うつけサ−ファ−の気持ちが痛いほどわかる今日この頃である。

今日は中秋の名月。何年ぶりに曇りなき名月を愛でることができたであろうか。初秋の夜空の彼方に、ただただ、まばたくことなく輝きつづける月夜の風情を楽しむとき、黒木瞳という女性を思い出す。この時期どこか夜風がもの悲しく、せつなく感じるとき、記憶の片隅にしまってきた一篇の詩がこころをよぎる。

タイトルは「ひとり」

友だちは酒    
本音で語るのも酒
心を洗うのも酒

悲しいほどに月は細く
瞼にも焼きつかない

夜のなかでの酒の魔法は
通りいっぺんの愛の言葉も
ほんとに聞こえる

恋人はいない
未来を共有する人もいない
所詮ひとり

淋しさは宇宙から来る
僕の体で作ったものじゃない。

黒木瞳の詩集「夜の青空」(角川書店)より


心地よい夜風と酒があれば、それ以上なにを望もうか。


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