このところ仕手系材料株と目される株の商いが活発化してきている。バブル時代の話を持ち出すまでも無く、相場の華といえる仕手株不在の時代が長く続いてきた。これだけ情報のボ−ダレス化が進み、リアルタイムの株価と板がどこにいても把握できる環境になると、仕手本尊も一般投資家と同じ土俵の上にまわしひとつで上がらなければならず気の毒極まりない。

まして一般投資家のほとんどがデイトレ−ダ−化し、利が乗れば即反対売買してくるとなれば、提灯買いに気をよくしている間に、提灯持ちが丸裸にされる可能性が高い。かつての本州製紙や兼松日産農林のような壮大な踏み上げを巻き込みながら中長期でじっくり大相場を演出することなど神業に等しいと思うがお手並み拝見としよう。

仕手株が大相場を演じるには、全員参加型の展開となる必要がある。相場全般に手詰まり感が漂う中、買うから上がる、上がるから買うといった野中の一本杉銘柄の待望論が燃え上がるか。(dfb)

(6506)安川電機・・・・・下方修正の割には、売られ足りない銘柄。売りたいが怖い。
(8001)伊藤忠商事・・・・・本格上昇の初動段階。業績絶好調で外資注目。
(4406)新日本理化・・・・・・刺激を求める向きには。市場筋も注目。「時々の鐘の音」が不気味。
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