日経平均が9000円前後で膠着している。売り材料としてのギリシャの混乱は、すでに1年以上使い古されたものだが、それを受けた海外市場安に過敏に反応している。いかにもヤレヤレ相場だが、さすがに9000円以下をガンガン売り叩く向きはないようだ。

トヨタや日立といった主役を張れる企業の業績見通しも、堂々たるものが多く、国内要因ではそれほど下値を売り叩く材料は無い。外部環境さえ落ち着けば、いつ自立反発にはいってもおかしくない水準に到達している。

今週に入り(3632)グリ−や(2432)デナが大きく売り込まれ反発の機会をうかがっている。両社とも、今回のコンプガチャ騒動の発端であるアイテム商法を廃止すると発表した。両社にとって、収益源のビジネスモデルだけに今後の業績動向に関心が集まるが経営陣のスピ−ディ−なジャッジに驚かされるとともに、新興企業の柔軟性をかいま見た思いだ。

ネット社会の弊害部分である、ストレス発散のための誹謗中傷のたぐいが周辺を賑わせているが、それに負けることなく特色ある日本流ソ−シャルネットワ−クビジネスを創造してもらいたい。


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