今朝の日経トップに大見出しで書かれたニュ−スだ。パナソニックやソニ−、シャ−プといったメ−カ−が瀕死の大赤字を計上する中、それらの会社が作った商品を販売する会社が過去最高の売上高を更新している現象が見られる。もはや製造者に商品の価格決定権は無く、その販売者あるいはその先の消費者に移行しつつある。

かつて高度成長期、総合家電メーカ−は製販一体で事業を展開し成功してきた。商店街には必ず街の電気屋さんがあり、それは「日立のお店」であり「ナショナルのお店」だった。大型店舗の価格競争に巻き込まれた商店街が街から消えるのと時を同じくして、大規模家電販売者に販売ツ−ルを譲り渡してしまった。そこから日本の総合家電メーカ−の苦難が始まっている。為替の影響や韓国・中国メ−カ−の台頭もあるがそれだけではない。

今後は販売業者間でも淘汰が始まるようだ。価格競争を仕掛けた者が、価格競争により衰退していく姿はかつてのダイエ−を思い起こさせる。やはり歴史は繰り返されるのである。

ビックカメラがコジマを買収するのは面白みにかける。いま大不振のパナソニックやソニ−が家電量販店を買収することになれば大いにサプライズだった。いやしてほしかった。トヨタが自前のディ−ラ−網を絶対に手放さない理由がわかる気がする。

(6755)富士通ゼネラル・・・・・好業績猛暑関連の先取り。かつての低収益企業が一変している。取り組み妙味大。
(8103)明和産業・・・・・・モミモミも最終場面。
(7972)イト−キ・・・・・都心再開発物件の竣工ラッシュを2013以降控え、事務機器関連株が人気化する素地十分だ。取り組み妙味大。
(6358)酒井重工・・・・・買い。


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