今日の東京市場は、朝方から海外通貨安を受けて円相場が一時78円台に入ってくるなど決して相場環境は良くなかったにもかかわらず終日、前日終値近辺での小康状態を保っていた。個別でも為替の影響を最も受ける主力ハイテク群はそろってプラスで引けてくるなど、今晩のNY市場の反発を先取りするような動きをみせていた。やはり、日経平均の10000円回復効果というのか、震災前の10434円にトライする展開がコンセンサスとして投資家の間では既成の事実となっているようだ。

為替についても、悪い円高に変わりないだろうが、何があっても円高というトレンドは、そう簡単には崩れないと認識すべきだろう。大震災を受けた政局不安、原発被害、電力危機、サプライチェ−ンの寸断による経済停滞を見越せてもいっこうに円安に反転しないのは七不思議と言うほかない。

今日はそうした為替の動きに逆らって買われていたものが散見された。主力ハイテク、大手総合商社などは上に行きたい動きをしていたのが目に付いた1日だった。海外市場が大崩しないと確認できれば東京市場は一気に上昇する態勢にあると記しておく。(dfb)

(9501)東京電力・・・・今日も450円超をつけた。売り方が窮地に追い込まれてきており踏み上げ相場の条件は揃ってきた。脱原発依存とは政治的フレ−ズの問題で、東電にとってはプラス材料もしくはニュ−トラルだろう。500円に接近すればするほど、加速装置がはたらくことに注意しよう。

(6770)アルプス電気・・・・・順調に上値を取ってきた。見てくれこの足。
(8001)伊藤忠商事・・・・・12日付けクレディスイス投資判断新規「強気」目標株価1000円ときた。当欄継続中。
総合商社は出遅れ顕著。
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