兜町 放浪記

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追証発生

市場が何を催促しているのか

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昨日の東京市場は日経平均が6日間続落の733.98円安となり連日の厳しい展開を余儀なくされている。日中足できれいな富士山型のチャ−トを描いており一時は前場につけた下値から1000円弱の切り返しが見られたものの、結局尻すぼみで取引を終えた。

いまの市場の行き過ぎた動きを「自壊作用」と表現できる。下落がはじまった6日前の日経平均は20500円台であった。そこから3000円を超える雪崩れに巻き込まれた投資家の中で信用買い玉を力一杯握り締めてきた握力も尽きたのが昨日の開始30分の強烈な叩き売りとなって現れたのだろう。

「自壊作用」に対して「自律反発」を期待できた日でもあったが、最後は東京市場のいつもの自信の無さが勝った。しかし投売り玉が出尽くせば、いよいよ売り疲れム−ドも手伝って「異常値」に気がつくだろう。

昨日は中国が追加緩和を決めた。このニュ−スでNYダウは一時反発していたが結局続落で東京に返って来た。このNY株の動きは嫌らしい。市場が何を催促しているのかといえば9月の米利下げ延期表明なのだろう。効果がわっていながら簡単には使えない最終兵器の見せ方に今後の展開がかかっている。
(4005)住友化学・・・・全体がここまで下がれば新興株より主力どころの方が確実性がある。225銘柄の反騰につきたい。

今日の前場が目先の底だろう

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昨日の東京市場は日経平均が895.15円安となり大きく下落した。大引け以降の世界各国の株式市場が軒並み急落し、頼みの綱であるNY株式市場も一時1000ドル安をつけるなど大荒れの週初となっている。

昨夜の日経平均先物がNYダウ暴落の先取りをする形で一時1200円を超える水準をつけ、円相場が一瞬で116円まで急騰するなどあきらかにパニック的な動きが見られた。下落相場のピ−クであるセリングクライマックスをこなしての今日の取引となる。

今日の東京市場には自律反発とはいかなくとも、下げ止まり感を感じさせるような意地を見せて欲しい。寄り付き直後の投売り安は追証回避か強制決済玉のもので織り込み済みだ。余力があればあわてて自ら暴落の手伝いをする行為は戒めたい。

東京市場は明らかに常軌を逸した下げを演じている。日経平均で500円安をつけてから一転500円高も十分ありうる位置にきている。

主力株のうち何か1つの銘柄が戻しに転じると一気に周辺銘柄に買い戻し気運が高まるのが常である。「今日の前場が目先の底だろう」と考える。オ−バ−シュ−トがロングシュ−トであったとしてもあと1日づれる程度のことであろう。
(1803)清水建設・・・・相場反転はゼネコン株の反撃からだろう。特にこの銘柄が反発の指標として機能するはずだ。