ここにきて菅総理退陣の時期を早めなくてはならないとする力が、民主党の実力者の中からも働き始めている。野党も待てて今週までとの発言が出ていることから報道が事実なら場合によっては、今週末あたりにひと山あるかもしれない。今週も総理の椅子にしがみついて離れないなら、はた迷惑な人である。もうお引取りくださいと周りがどんなに騒いでいても関係無いのだろう。今日明日の1日1日が全ての物事の解決を1日1日遅らせていることを本人はどう思っているのだろう。

今のこの現実が政治主導の成れの果てである。彼の政治スタイルは役人を否定することにその真髄がある。庶民感覚なら、どうせ給料払っているんだから、役人を使わない手は無いし、コキ使ったほうがよっぽどいい税金の使い方に思えるのだが彼はそれができないらしい。役人を給料以上に使いこなすのが、デキル政治家のあり方である。

そんな政権も、カウントダウンが始まった。短期的に戻しをリ−ドするのは電力株だろう。もしかしたら1日限りの花火かもしれない。東電賠償スキ−ム法案と特例公債法案が進展すれば東電もさすがに息を吹き返すだろう。菅が居座りつづけるほど、相場の転機と東日本復興が先送りされることを投資家はわかっているのである。(dfb)

(8001)伊藤忠商事・・・・・・買いのタイミング。
(9501)東京電力・・・・・・・・政権の退陣をもってスイッチが入る可能性が高い。
(5801)古河電工・・・・・・・・300円そこそこは魅力的。買い参加。