兜町 放浪記

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東京製鐵

厳しい相場環境が続く

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昨日は、モニタ−に記憶させている約60銘柄が全て真っ赤(前日比マイナス)になった。下落率も3%〜5%超と厳しい下げになったものが多い。市場にアク抜け感が全くといってよいほど出てこない恐怖感が徐々に増大してきた。下げ相場のダメ出しに欠かせないセリングクライマックスが起きない中で、個別ではすでに上場来安値や昨年来安値を更新するものが続出し、その比較感から下げ遅れているものが大きく売り込まれる状況になってきている。

反発しようものなら、すかさず売り方の餌食になる学習効果なのか本格反騰のイメ−ジがなかなか頭に描けない日々である。

今、(6753)シャ−プと(6758)ソニ−の株価動向に日本の製造業の姿が凝縮されているかのようだ。エルピ−ダメモリ−にはじまったことではないが、業績回復の期待感が大きければ大きいほど、裏切られた時の失望感によるマ−ケットからの集団リンチに似た株価下落にさらされることになる。

業績の回復にスピ−ド感が伴わなければ、市場により信用不安を演出される厳しい時代と認識すべきだ。世界で最も強い通貨を有する国が世界で最も弱い株式市場に陥る。これが経済学で正論なのか矛盾なのか、日本だけの現象なのかはわからないが今私達はその中にいる。

(5423)東京製鐵・・・・・厳しいレ−ティング攻勢にさらされている。まだまだ売りが収まるにはかなりの時間が必要か。
(6755)富士通ゼネラル・・・・押し目は狙いたい。
(6758)ソニ−・・・・・ドル/円が反転しない限り売り方のシンボル銘柄の地位不動だ。
(6506)安川電機・・・・中国経済がチビッと浮上が報じられさえすればエンジン点火だが。

復興特需の影が見えてくるか

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これまで欧米市場の混乱に付き合うかたちで震災後安値の更新まで叩き売られた東京市場。海外の落ち着きとともに3連休前に買戻しが進んだ形だが、長年安値慣れしてきたマ−ケットだけに、反発力は鈍いものとなっている。個別株に目を向ければかなり割安な水準まで売られているものが多く、割安感は強い。

世界経済の景気後退の指標や発言によっては、ふたたび安値を見に行く展開がいつ襲ってきても不思議ではない空気が充満しており、その分空売りが入りやすい。このことは相場の転換期に必要不可欠な動きでもある。空売りを巻き込んだ新しい動きになってくれば、投資マインドも好転してくるだろう。

国内的には総額12兆円の復興のための補正予算が閣議決定され、いよいよ震災復興が本格的に動き出す。金融マ−ケットはここ数ヶ月間は総悲観で悪材料のみに反応してきたが、内需は確実に刺激されるので実体経済は底堅い動きを期待していいのではないか。

ただし自動車を除く、輸出関連株は為替の反転が期待できない間は、物色の圏外に放置されるだろう。復興関連株として、公共工事の素材・資材関連株が人気化するような地合となれば個別株が集中物色される環境が訪れる期待がもてる。(dfb)

(5423)東京製鐵・・・・・いつのまにか地味なボラの株になってしまった。オールドファンが多い銘柄。復興需要を織り込んでいない。
(4208)宇部興産・・・・・万年低位株。クセの悪いところがあるが、業績はしっかり。セメント事業に目が向いていい。
(6506)安川電機・・・・・中国イメ−ジだけの不安感でボロクソに叩かれた筆頭格。上下のブレはデイトレに最適だろう。
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↑運動会の多い3連休だろう。