1日1回、ランキングバナ−のクリックにご協力ください。日々更新の励みです・・・


昨日の日経平均は346.93円高と続伸し終日堅調な展開となった。出来高トップ10を見ると、全体相場に逆行安となっている4銘柄はいずれも銀行株である。

黒田日銀が放った追加緩和第3弾である「マイナス金利導入」策が銀行の収益にとってマイナスに作用することは自明の理だ。

いわゆる日銀当座の付利撤廃が実施されるのである。日銀は、2008年11月16日以降、必要準備預金額を超える準備預金(超過準備預金)に対して、年率0.1%の金利を支払っている。

これは、日銀から民間金融機関に対する補助金的性格を帯びる政策で、銀行にとってはリスク0の絶対に損をしない甘い汁となっていた。この事実上の経営支援の廃止が「銀行株売り」となって現れている。

金融機関は日銀当座預金に預け入れていれば、「超過準備預金額×0.1%」分の利子を日銀から得ることができたが、それがペナルティ(マイナス金利)となれば資金滞留を改善させ、その資金が動き出すことを期待した流れが「証券株買い」だ。

日銀の決断が年頭からの下げ相場の転機となって欲しいものだ。官製相場と揶揄する前に、官民の官が腹をくくって本気になっているのだから、ここから歯を食いしばるのは民の番だろう。
(8591)オリックス・・・・・代表的な金利敏感株として人気化の気配濃厚だ。

↑ ↑ ↑ ↑ ↑ 今日の記事内容が「参考になった!!」「よかった!!」と評価していただける方はクリックをお願いします。明日の執筆の参考にいたします。