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昨日の東京市場は、先週末に大幅安に沈んだ反動が勝る結果となった。日経平均は357円高となり一昨日の1286円安のさみしい反省会となった。

今回の英国国民投票とその結果については、政治と民主主義の根本を揺るがす問題提起が見えるようで大変興味深い。政治家自らが判断を下すことを棚上げし、安易に大衆に決定権を投げ出す或いは与えることの愚かさを民主主義の先頭を走ってきた英国が世界に示したのである。

「一国、そして欧州全体にとっての重大な決定に決着を付けるやり方としては、英国首脳部の考えが甘く、思慮が足りなかった」と述べたプーチン・ロシア大統領の言葉は核心を突いた至言であろう。

たとえ国民世論の半数を得ることが出来なくても、政治家はそれが正しいと判断すれば非難を浴びながらでも推し進める。そこから逃避するように「最終決着は国民投票で」という安易な思考形態はポピュリズムの昇華した姿にも映る。

かつての日本では国民の多数が反対する政治的課題を強行採決してでも実現し、内閣総辞職を持ってすべての責任を取った時代があった。安保改定しかり、消費税導入しかり。国民による多数決が常に正しいものである保証はどこにもない。安易な国民投票は無責任な政治家を増長させるだけである。
(6198)キャリア・・・・・・昨日新規上場したばかりの銘柄。人材関連として人気化素地十分。

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