兜町 放浪記

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2016年06月

デメリットの分かち合い

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今日の東京市場はNYダウの反発をうけてひとまず買い安心感から戻り場面を見せるだろう。円相場では円買い攻勢が和らぎ、軽快なリバウンドを刻む銘柄へは追撃買いが流入しそうだ。

EUも一種の村社会である。デメリットを分かち合ってこそ、集団化のメリットを公平に享受できるのようにすることで、集団のまとまりを維持できる。不都合を忍ぶ意識の高さを持ち合わせない住人は邪魔者扱いしなければ結束を保てない。

英国はその村から飛び出す覚悟を決めたのである。残された者たちは村の中にあるすべてのモノから逃亡者締め出し、拒否する態度を見せなくては示しがつかない。そうしなければ、やがて集団としての規律は崩壊し、村は雲散霧消してしまう。

メルケル独首相は「英国がいいとこ取りすることを許さない」と発言している。意地悪でもなんでもなく、「盗人に追い銭」はありえないとの決意だろう。制裁ではなく、しっぺ返しは当たり前だと言わんばかりに。
(3664)モブキャスト・・・・・急騰後の急落で忙しい相場になっている。一過性の材料高ではなく企業の変身期待につきたい。
(6198)キャリア・・・・・人手不足関連。IPO銘柄の中でも業績の裏づけがある銘柄として人気を集めるだろう。

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プ−チンの至言

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昨日の東京市場は、先週末に大幅安に沈んだ反動が勝る結果となった。日経平均は357円高となり一昨日の1286円安のさみしい反省会となった。

今回の英国国民投票とその結果については、政治と民主主義の根本を揺るがす問題提起が見えるようで大変興味深い。政治家自らが判断を下すことを棚上げし、安易に大衆に決定権を投げ出す或いは与えることの愚かさを民主主義の先頭を走ってきた英国が世界に示したのである。

「一国、そして欧州全体にとっての重大な決定に決着を付けるやり方としては、英国首脳部の考えが甘く、思慮が足りなかった」と述べたプーチン・ロシア大統領の言葉は核心を突いた至言であろう。

たとえ国民世論の半数を得ることが出来なくても、政治家はそれが正しいと判断すれば非難を浴びながらでも推し進める。そこから逃避するように「最終決着は国民投票で」という安易な思考形態はポピュリズムの昇華した姿にも映る。

かつての日本では国民の多数が反対する政治的課題を強行採決してでも実現し、内閣総辞職を持ってすべての責任を取った時代があった。安保改定しかり、消費税導入しかり。国民による多数決が常に正しいものである保証はどこにもない。安易な国民投票は無責任な政治家を増長させるだけである。
(6198)キャリア・・・・・・昨日新規上場したばかりの銘柄。人材関連として人気化素地十分。

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今週の銘柄チェックリスト(6/27〜7/1)

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今週、監視する主な銘柄は以下のとおり。早いもので今年の前半戦を終えようとする6月最終週となっている。先週末に吹き荒れた英国国民投票によるEU離脱ショックの大津波が東証を襲ったのが金曜の後場開始直後であった。

週明けの市場では、大津波の第2波、第3波が襲いかかってくるのか様子を探りながらの売買となり、ザラバ中にも値動きの激しい展開が予想される。

大きく売り込まれた銘柄への買戻しによって高い場面があっても、利食いのサイクルはより短くなりがちとなりそうだ。

国内の政治的イベントである参院選を控え、景気に悪影響の出るような株安は政治にも不都合が大きく、ここから政治の無策により下値をさぐる展開はないと見る。イギリスの国内問題に目を奪われ、ム−ドで日本株を叩き売るのは愚の骨頂と冷静さが求められる週となる。
(3541)農業総合研究所・・・・・全面安の中をストップ高で気を吐いた強さは並みの先高感ではない。
(6196)ストライク・・・・・嵐に巻き込まれた直近IPO銘柄。値を飛ばすときのスピ−ドが素晴らしい。
(4824)メディアシ−ク・・・・・英国ショックで3日連続ストップ高で開けたマドをしっかり埋めた。スマホ絡みの材料は評価途上。

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海外ショックに大げさな東京市場

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EU離脱の決定が下された英国国民投票の結果を受けて、世界の株式市場の反応が出揃った日曜日である。海外ショックが発生すると当事国以上にショック症状に陥る特異な体質が遺憾なく発揮される東京市場に愛想が尽きるのも毎度のお約束だからと言い聞かせなくてはならない。

各国の株価の下落率は以下の通りである。米国(ダウ平均)3.38%、英国(FTSE)3.14%、ドイツ(DAX)6.82%、フランス(CAC)8.04%、香港(ハンセン)2.91%、そして日本(日経平均)7.92%である。

この材料を最初に織り込まざるをえなかったのが東京市場のツキの無さと言えなくも無い。希望的観測で上げ、事実の判明で暴落するといったどうにも田舎芝居の大根役者としか思えない立ち回りを演じてしまったようだ。

おそらく、英国のEU離脱で微塵の影響も受けないのが日本であると思う。「世界で最も影響を受けるのが日本だ」との記事や、エコノミストが闊歩するだろうが、それらの情報の出所はみな金融関係者で占められていることを肝に銘じるべきだ。自分の仕事に関わってくる事象の分、大げさなことを吹聴するだけである。

英国のEU離脱問題が、日本を深刻な事態に突き落とすものになるはずもない。ただし、危機を煽って相場を自分のスト−リ−に誘導したい勢力が円相場を取り巻いているのは別の意味で現実でもある。

今回の結果を日経紙は「欧州分裂 世界に打撃」と見出しをつけた。参加者20人の定例会に1名辞退者が出るだけで、即「分裂」と騒ぎたて、最もセンセ−ショナルな言葉を使いたがる姿勢にはヤレヤレである。

週明けの株式市場は小波乱もあろうが、買いで大きく取れるチャンスと見ている。英国問題は、日本株がここまで売られる材料ではない。
(4824)メディアシ−ク・・・・・高速動画配信技術「MADO」がスマホの新たな可能性を開く。短期窓埋めを完了し出直りへ。
(6196)ストライク・・・・・直近IPO銘柄。同時期上場のAWSに水をあけられた。ここからの挽回を期待。

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【速報】日本株の下げはオ−バ−シュ−トだ

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今日の東京市場は日経平均が1286.33円の大幅安となり下落率は7.92%、心理的メドでしかないが15000円を割れて取引を終えた。

前場は寄付きから続伸してはじまり、その時の市場のム−ドは明らかに「残留派の勝利」を信じて疑わない展開だった。今となっては今週に入ってからの堅調な足取りも、万が一の悪材料を忘れ去ったかのような奇妙な上昇ぶりに思えてくる。

昼休みを挟んで、開票状況がより明らかになり、「離脱派の勝利」が現実のものとして目前に姿を表すと、市場の不安はピ−クに達し、正真正銘の狼狽売りが市場を席巻していた。週末であり、欧米市場がまだこの材料を消化していない状況では「とにかく売れるものすべて売り」といった潔いロスカットがもう一段の下げを演出した。

私は日本株のセリングクライマックスが正に本日であったと推測する。このような大事故のとき、いつもNY株は大人の対応をするのもだ。それは日本株の子供じみたヒステリックさとの格の違いを示す好例でもある。

今日の下げ方は、東京市場特有のオ−バ−シュ−トだ。地球から英国が消えようが消えまいが、売上も、仕入れ価格も、営業利益も、経常利益も、最終利益もまったく関係のない企業がこの国には数多くあり、今日に限ってはそれらの銘柄も値幅いっぱいまで下げきっている。まさに大バ−ゲンセ−ルだ。

来週の東京市場には下げ過ぎ感たっぷりの銘柄がごろごろと横たわっている。まずはキャッシュポジションを高めていた投資家が触手を伸ばしてこよう。個人投資家はことさら不安を煽るようなニュ−ス報道に惑わされてはならない。そして不安を煽るニュ−スばかり追わないことだ。今回の下げも東京市場にとって最高の買い場になったと思える日が必ず来るはずである。

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