兜町 放浪記

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2016年05月

優柔不断も朝令暮改もよく言えば

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昨日の東京市場は消費税増税延期の報道をきっかけに主力株が万遍なく買われ4日続伸、日経平均は17000円台を回復してきた。

それまで「リ−マンショック級に匹敵するような経済的混乱が無い限り、増税は実施する」と国会答弁でも繰り返してきた安倍総理だったが、サミットではその「リ−マンショック級の危機が迫っている」認識が世界経済の情勢とあまりにかけ離れ、的外れなだったことでひとり浮き足立っていた印象を与えてしまっている。

アベノミクスとは「通貨安による経済のテコ入れ政策」以外の何物でもないことは投資家なら理解できている。アベノミクスに対する評価基準をGDPや失業率、所得と物価水準ではなく「為替と株価」に仕向けてきたのは安倍総理本人であることも周知の事実だ。

消費税増税再延期は優柔不断なのか。朝令暮改にも映る。このふたつ、よく言えば「臨機応変」と紙一重だからやっかいである。
(3415)STUDIOUS・・・・・インバウンド客に人気の衣料品セレクトショップ。昨日の年初来高値更新はひと皮むけた可能性も。
(3935)エディア・・・・・直近IPO銘柄のひとつで上値のシコリ感はない。新値取りを意識した動きへ。

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今週の銘柄チェックリスト(5/30〜6/3)

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今週の東京市場は、為替市場で過度の円高修正がおさまっている流れをうまく取り込めるかがカギとなる週だろう。ドル/円相場がこれまで跳ね返されてきた110円後半の壁を突破できるかに注目が集る。

消費税再増税延期の気運が高まってきた。伊勢志摩サミットを通過し、国内問題に取り組みやすくなるいま、安倍首相が早速動いてきた。株式市場が悲鳴を上げている時の決断に取っておきたい材料だが増税を躊躇する姿をさらすのは政治上得策ではない。

株式市場は新興市場の先駆してきた銘柄にメッキが剥がれるものが目立ってきた。先週1週間でまだ底を叩いていない動きであり、警戒感を持ちたいところだ。

それらの暴落銘柄群の底打ち反転もまた個人投資家にとって狙い目なのだろう。しかし暴落銘柄そのものへの参戦は控え、全く無関係のツレ安の渦に巻き込まれた銘柄が魅力的に見えるタイミングである。
(5381)Mipox・・・・・本業の儲けを示す営業利益は引き続き増益予想であり、10円配当企業で株価300円前半は安い。
(6088)シグマクシス・・・・・上昇波動に乗ってきた。株価は長期間放置されており見直し買い機運が高まろう。
(3932)アカツキ・・・・・ブランジスタの崩壊相場に巻き込まれた。出直し相場の1番手銘柄だ。

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「リ−マンショック級の危機」の痛々しさ

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伊勢志摩サミットの日程を無難に消化できたことは開催国日本にとって大いに面目を施したが、サミット議長国のリ−ダ−の発言が思わぬ形で失笑を買うとは、最後の最後で痛恨のエラ−をして評価を下げたことは否めない。

「みなさん、世界経済はいま、不透明感が増大し、さまざまな下振れリスクを抱えています。このリスクから目をそらしてはいけません」と安倍首相(議長)がG7各国に対し財政出動を促す旗振り役と号令役を演じてみせたが、結局、誰もついてこなかった。

官邸なのか、財務省か、外務省か、どこの誰が用意したスト−リ−かは知らないが「リ−マンショック級の世界経済危機が目前に到達している」かのごとく緊急事態を煽った(演出した)として、海外メディアは日本の指導者が世界経済の現状認識について寝とぼけた発言をしたと手厳しく報じている。

日本の国内経済も「良いとはいえない」程度のことで「悪いといえる」わけではない。せいぜい株価がいっこうにアベノミクス以降の高値を抜けないだけで、安易に戦後最大級の経済危機であった「リ−マンショック級の〜」などとたとえを持ち出すことのズレを解さない鈍感さが痛々しい。

日本のリ−ダ−が感じているそこまでの不況感とはどこから来るのだろうか。もし私が傍にいたら「安倍さん、株価と経済は別物ですよ。」と慰めて差し上げるものを。
(6088)シグマクシス・・・・AI・情報セキュリティ・ビックデ−タと材料満載の銘柄。本格上昇相場はスタ−トラインに立ったばかり。

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私たちは70年前の謝罪を欲しているのか

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伊勢志摩サミットが本日より開催される。世界経済を構成するトップ集団であるG7首脳が一同に日本に集結する意味合いは今も昔も変らない。この会合に「中国・ロシアが不参加では本来の意義である国際経済問題の調整会合として疑問がある」とする指摘が出るが全くのナンセンスである。

自由主義経済と先進国に相応しい態度を身につけていない共産国家に用意される席はない。この中露両国に共通する点がある。国内・国外に対し圧政をもってしか政治体制を維持できず、国際協調の名の下であっても妥協・協力を一切しないことである。

もうひとつの共通点は自らを「先進国」と表現することが適わず、代りに「大国」の呼称を好んで使うことである。何のことはない、その「大国」の前提が国土の面積でしか説明がつかないような貧弱で滑稽な独尊主義で成り立っているにすぎない。

そうした伊勢志摩サミットではあるが、こともあろうにオバマの広島訪問が話題の中心になってしまっている。オバマに何かを問う前に、今を生きる日本人に問わねばなるまい。「私たちは70年前の謝罪を欲しているのか」と。

一般市民を標的にした軍事作戦の結果、それが通常兵器なのか、核兵器なのかで扱いに違いがあるのは不自然ではないのか。もし当時の日本が最初に核兵器を開発したならそれを絶対使わかったと言い切れるのか。

戦後の日本が、ここまで平和的に発展できたのは、間違いなく旧軍部を完全に取り除くことが出来たからである。傲慢で、理不尽で、世界の情勢と国家の進路を自分中心でしか見ようとしなかった亡国組織の解体は、完膚なきまでに戦争に負けなければ出来なかっただろう。

この豊かで平和な国は、日本が勝ち取ったものでなく、多くの犠牲者の生命と引き換えに日本が負け取ったものである。負けなければならなかったというのがこの問題を考えるときの私の結論である。その上で「私たちは70年前の謝罪を欲しているのか」とそれぞれが自問自答すればよいと思う。
(3932)アカツキ・・・値ごろ妙味大。ここから下は天与の買い場だろう。

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米国流「市場の秩序」と「ハル・ノ−ト」

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今日の東京市場は日経平均が大きく反発しそうだ。NYダウが213.12ドルと急反発し円相場が110円をうかがう展開となっている。

一部に米利上げが6月にも実施されると囁かれている。米高官のドル高牽制発言ならぬ円安牽制発言が要所要所で繰り返されることを見ても、日米金利差拡大をうけた常識的な為替変動を力技で押さえ込む意欲満々である。

これをして米国流の「為替市場の動きは秩序的」発言に神通力が宿るから日本の金融当局も「やってられない」とこぼしていることだろう。

これに追い討ちをかけるように、まさかの「クリントン敗北、トランプ勝利」が現実のものとなったとき、これはもう75年前の真珠湾攻撃以前の日米関係の再来ではないか。そのときこそ、戦後の日本が再び「ハル・ノ−ト」を突きつけられるに等しい状況に追い込まれるような気がしてならない。
(4918)アイビ−化粧品・・・・・業績回復が著しい。横文字テ−マ株に属さないシンプルさが興味をそそる。
(3679)じげん・・・・・求人サイト、民泊サイト、その他のマッチングサイトの収益力に力強さ。ジリ高トレンド形成中。

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