兜町 放浪記

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2015年08月

今週の銘柄チェックリスト(8/31〜9/4)

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今週、監視する主な銘柄は以下のとおり。8月も最終週となったが例年の残暑に苦しめられることのない月替わりを迎える東京市場である。

これまで市場では「米国の利上げは9月」というのが半ばコンセンサスとなってきた。いよいよその9月に足を踏み入れカウントダウンの声が市場に響くはずであったが、ここにきて予想外の大規模な世界の金融市場の混乱が重なってしまった。

株式市場の最大の関心は、米金融当局が利上げを強行するのか、直近の株式市場で起きている不安定な動きに警戒心を見せるのかである。現在の情勢では利上げが多少後ろにずれ込んでも失うものはほとんどないと言える。

中国株安がきっかけとなった世界的株安だが、ここで米国が利上げを強行して世界的株安の共謀犯にさせられてはFRBも後世に汚名を残すことになってしまう。

日本株にとっては米利上げが円相場の安定をもたらす材料であるという解釈で円安傾向を継続させると読みきりそうだ。
(5122)オカモト・・・・・今の地合いで年初来高値更新は立派。需給妙味。
(4736)日本ラッド・・・・・低位サイバ−セキュリティ−関連として面白い。
(1803)清水建設・・・・・海外株の動静に左右されないゼネコン株に見直し買いが集まる。

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「許すこと」は「絶対に許さないこと」より難しいものだ

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先週の東京市場は週明けから大荒れの下げ相場となった。その時、両手で後頭部を押さえながら金属製の背もたれが音を立ててきしみ、もうこれ以上倒れないところまで何度も体を預けるように天井を眺めていた自分がいた。市場の摂理と本性が甘く浮れきっていた脳髄を砕き、衝撃とともに突き刺さってきた。

その凄まじい下げっぷりは、久しぶりに味わう打つ手が皆無の敗北感とじわじわと増幅する恐怖感で、30年になる投資経験の中でも3本の指に入るものだった。週末にかけ株・為替ともより戻しの動きとなったことでひと息つける休日を迎えられたことは気持ちの切り替えに役立ってくれそうだ。

相場が大きく下向きに振れたときは心なしか株以外のことを書きたくなる。そういうときに限って不思議だが株の世界から少し離れた事象(政治や文化芸能など)について、それまでの自分の認識や見解から180度異なった考え方にたどり着くことが往々にしてあるからだ。

ほんの2週間前に戦後70年談話が世の中をざわつかせていた。そのざわつきをいぶかしくも凝視する私の視点は強固に足元が固定されていた。

韓国(あえて中国を除く)のヒステリックな態度に対する嫌悪感から拒絶感に昇華した日本の世論は当然の姿だ、というこれまでの視座から突然ピョンと外れたのだ。

自分も似た様な経験をしているのだが、「許すこと」は「絶対に許さないこと」より何倍も何十倍も難しいということだ。そこから「相手を変えさせるか、自分が変るのか」という本来の選択肢から離れて「自分は変らない」との誓いを果たすことがやがて快感となり、安易な道への逃避になっていることに気づきながらも修正できないジレンマに陥っているのが今の韓国だと思えてきたのだ。

そうした身勝手な呪縛に手を差し伸べる必要はないし、必要なのは「距離感」を保つことだけだと分かってはいる。ただ相場の急変が人心を揺さぶることもあると妙な結論にたどり着いた休日なのである。

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米株高を好感し19000円回復に挑戦

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昨日の東京市場は日経平均が3日続伸となりひとまず急落のあとのショ−トカバ−継続となっていた。ただし大崩れしたあとの後遺症なのか全般伸び悩む銘柄が多い印象だ。

この反発が今回の下げ相場の終焉を見込んだものととらえる投資家は皆無ではないか。まだまだ疑心暗鬼で飛び乗り・飛び降りの戦法を駆使する資金だけが市場を駆け回っているようだ。

今日の取引はNYダウが369.26ドルの上伸、円相場が121円台を回復と急落前水準にベクトルを向けはじめた気配を感じ取れる1日となろう。もし日経平均が19000円回復で引けることが出来れば、日本経済が中国経済と一線を画す存在であることを示せるだろう。

中国は来週3日に国を挙げて「抗日戦争勝利70年記念式典」を予定している。この赤いイベントに国連事務総長が参列するというが嫌悪感に浸ることはない。その日までは中国株がへし折れる心配が無いと思えば「まぁ、せいぜいしっかりやりなさい。」だ。

(1802)大林組・・・・・1000円回復も休む暇が無い上値追いとなりそうだ。
(4047)関東電化・・・・・まずは1000円回復へ。週足トレンドは崩れていない。
(6088)シグマクシス・・・・・値頃・材料性・仕手性の三拍子揃った新興株として活躍余地大。

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リバウンド狙いの買い気に火がつく

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昨日の東京市場は日経平均が570.13円高となりようやく6日連続安で下げ止まった。前日に中国が追加緩和に踏み切っていたことや、午前中に日米首脳の電話会談が行われ「金融市場の混乱に日米が連携することが確認された」と伝わったあたりから買い気が盛り返してきた。

今回の中国経済に対する信認問題に端を発した株安は、ギリシャ危機のように期限が迫られる中で決着がつくか・つかないかを市場が監視する要素が皆無であって、突発事故に等しいものだ。起きてしまった事故にどう対応するかを市場が注視する構造になっている。

株価の調整完了には値幅調整と時間調整のふたつをクリアする必要がある。値幅調整はもう十分だ。あとは下げの期間である時間軸だが、6日間の強烈な下げに対する反省がここ数日リバウンドとして表れるだろう。だからといって値幅3000円規模の調整が数日で収まるのは虫が良すぎると考えた方が良い。

今朝のNYダウが大幅反発となっていることで今日の東京市場は高いだろうが、今回の傷を癒すには時間が必要だ。目先はデイトレ感覚の鍛錬の場と思ったほうが良いだろう。短期リバウンド拾い候補には事欠かない。
(8423)アクリ−ティブ・・・・・株価は1000円トライの気運が高まっていたところから急落した。調整十分。
(4047)関東電化・・・・・業績好調。株価は900円前半と1000円回復は早いだろう。
(8050)セイコ−・・・・・この株は不思議と一拍遅れて切り返す。動かないときに落穂拾い。

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市場が何を催促しているのか

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昨日の東京市場は日経平均が6日間続落の733.98円安となり連日の厳しい展開を余儀なくされている。日中足できれいな富士山型のチャ−トを描いており一時は前場につけた下値から1000円弱の切り返しが見られたものの、結局尻すぼみで取引を終えた。

いまの市場の行き過ぎた動きを「自壊作用」と表現できる。下落がはじまった6日前の日経平均は20500円台であった。そこから3000円を超える雪崩れに巻き込まれた投資家の中で信用買い玉を力一杯握り締めてきた握力も尽きたのが昨日の開始30分の強烈な叩き売りとなって現れたのだろう。

「自壊作用」に対して「自律反発」を期待できた日でもあったが、最後は東京市場のいつもの自信の無さが勝った。しかし投売り玉が出尽くせば、いよいよ売り疲れム−ドも手伝って「異常値」に気がつくだろう。

昨日は中国が追加緩和を決めた。このニュ−スでNYダウは一時反発していたが結局続落で東京に返って来た。このNY株の動きは嫌らしい。市場が何を催促しているのかといえば9月の米利下げ延期表明なのだろう。効果がわっていながら簡単には使えない最終兵器の見せ方に今後の展開がかかっている。
(4005)住友化学・・・・全体がここまで下がれば新興株より主力どころの方が確実性がある。225銘柄の反騰につきたい。