兜町 放浪記

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2015年02月

大塚家具のお家騒動

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上場企業である大塚家具のお家騒動が経済ニュ−スにとどまらず、ワイドショ−のネタ扱いになって一般に知れ渡っている。父娘の経営方針の違いが、感情のもつれとなり骨肉の争いにまでヒ−トアップしている。

父親の代で消費者を取り込むことに成功した会員制のプレミアム感が、娘の代には目新しさなり・顧客満足に転化されなくなりはじめたのは確かである。

それまで嫁入り道具の箪笥をとっても、「一世一代の買い物」といった金に糸目をつけない消費行動そのものがすたれている現代だ。商品そのものの価値へのこだわりこそ消費者が追求しているのであって、販売手法にプライスは求めないことを忘れた議論に陥っていないか。

若い世代は同じ商品なら、実店舗で買おうがネットで買おうが自宅に届けば同じであると割り切り消費である。どこで買ったかは意味を持たない。「銀座で買った、三越で買った」の時代はとっくに終わっている。

(8186)大塚家具の株価もヒ−トアップしている。今後株主議決権の確保に絡んだ株式争奪戦に期待する買いも流入するのだろう。父娘ともブランドイメ−ジに泥を塗るような舌戦こそ企業の私物化以外の何ものでもないことを悟るべきだろう。

(8186)大塚家具・・・・・父娘が2人そろって笑顔で記者会見なんて日には売りが殺到してストップ安だろう。とすると投資家は2人の不仲継続に賭けるのか。まったく投資家も因果な商売である。

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難しい銘柄ほど手を出したくなるもの

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昨日の値上がり率11位に顔を出したのが(4406)新日本理化である。数年前に人気化して仕手株ファンにはなじみの銘柄である。

個別に目立った材料など無いようだ。それが突然、出来高2220万株をこなすあたり火の無いところに噂をつけたくなるのである。しかし今のご時勢では、仕手株不要論も当然かもしれない。

かつて新興株市場が店頭銘柄市場と呼ばれてきた時代から比べると、個人投資家の市場参加者・取引額は拡大し、投資家のスキルもまた格段に高まっている。「店頭株は危ない」といった意識は薄れ、値動きの軽快さに引き寄せられる個人投資家の主戦場にまで位置づけを変えてきた。

ようするに昔の仕手株以上に値動きが荒っぽい銘柄が新興市場にゴロゴロと転がっているのである。品薄株が一気に動意づけば1週間で倍化は当たり前の世界。昔かたぎの貸借倍率を気にしながらの仕手相場のほうが時間ばかりかかって面倒臭いと敬遠されてもしかたがない。

とは言いつつも、難しい銘柄ほど手を出したくなるもの。株仲間では新日本理化を口にする者が増えてきた。
(5381)Mipox・・・・・出来高が凄い。あとは軽さを見せれば一気に値を飛ばすタイミングだ。

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2.26事件

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昨日の東京市場は全般終始小動きとなった。5日続伸のあとの小休止といったところだ。日経平均20000円に向けての踊り場という表現がピッタリの1日であった。

2月相場のイメ−ジとしては3月期末を控え利益確定売りから陰の極となる相場つきが頭に刷り込まれているため、今年の節分以降のしっかりした展開には意外感を感じている。

今日は2月26日。この時期になるとTV番組でよく取り上げられるのが「2.26事件」である。しかしここ数年、ドラマや映画でも見かけなくなってきた。重大事件に変わりはないが、歴史の風化というのは確実に存在すると思う。

時の権力者が暗殺されるような国家は無法国家か行き過ぎた統制国家のどちらかである。つまり中庸であることが最善なのだろう。安倍晋三首相が、今年1月の中東政策スピーチで、「中庸が最善」と5回も繰り返したという。

国家の進路を決める政治に対して国民の無関心を嘆く必要はない。ラジカルな反応を好まないことと、ある種の成熟した国民性を否定することはそれこそ時代の巻き戻しになると思うのだが。

(5381)Mipox・・・・・短期時間調整もそろそろ終わりに近づいている。
(3692)FFRI・・・・・5000円台固め。押し目買い好機。

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商品先物取引

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今から20年以上前、商品先物業界のセミナ−に参加したことがある。当時はいわゆる金融派生商品などは仕組み債程度の商品は存在したが、FXや指数先物が一般化する前である。

商品先物取引の仕組みやル−ルを学べば、ただ単に現在の先物・オプション取引の投資先が株式・債券・指数であるのにに対し、金・銀・白金・とうもろこしになるだけの話である。

しかも証拠金に塩づけ株が活用できるとあれば勉強のしがいもあると考えてのことだった。そのときからずいぶん月日がたち資産運用としての位置づけも変化して良さそうだが、まったく反対の結果となっている。いまだに「商品先物は怖い」というイメ−ジを払拭できないでいる。

結局のところ、商品先物そのものの商品性ではなく、取引員のしつこい勧誘電話であったり、投資判断に迷う投資家にある種の圧迫感をともなうようなアドバイスが繰り返されることを放置してきた業界全体の気の緩みに問題があるのだろう。

株式市場でこれだけ先物・オプション商品が市民権を得て一般化しているではないか。先物の元祖である商品取引がいまだに「相場の圏外」的存在なのは関係各社の企業努力がまったく足りないからである。
(2323)fonfun ・・・・最近の人気新興株はストップ高を連発してもへこたれない腰の強さがある。
(2351)ASJ・・・・・そろそろリバウンドがきてもおかしくないか。

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(5458)高砂鐵工が高い

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今日の東京市場は前日引け値水準を一進一退か。相場環境は目立った懸念材料もないものの大きく上に動けないだろう。

年に1度は相場になる不思議な株がある。相場の持続性はともかく、突然急騰して人気化したり、ストップ高をつけるまで買い上げられる。「あっ。久しぶりにアレが来ている」となる。

私の中でそんな銘柄のひとつが(5458)高砂鐵工である。昨日は年初来高値を更新し出来高も急増している。この株は突然2〜3日話題にのぼり、スッと消えていく。そんな不思議なキャラクタ−だ。30年も見ているとどこか憎めないのである。

株価は100円台。今回は頑張って200円を付けに行くのか。売り買いはさておき応援したい銘柄だ。

(2323)fonfun ・・・株価は倍増を達成。株価水準はまだ500円台。株価ののびしろは残っている。
(7122)近畿車輛・・・・・往年の仕手材料株。こんなところが吹いてくるということは、同系統の思惑株に影響があるはず。キナ臭い。

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