兜町 放浪記

株式市況の解説と分析を中心に株式投資+αを目指す【株式投資 ブログ】です。注目銘柄・話題株・人気株を毎日更新。【個人投資家 ブログ】。投資を通じて経済と人生を学ぶ、個人投資家に支持されるブログであることを目指します。Googleで「兜町」と検索。

2014年12月

今年1年間ありがとうございました

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大晦日を迎え本年もあとわずかとなりました。日頃より「兜町放浪記」に立ち寄っていただき、感謝申し上げます。今年の大納会は、日経平均株価が17450.77円となり昨年末の水準を上回り取引を終えました。株をやらない人は個人投資家が儲けていると単純に考えるでしょうが、実際今年は立ち回りがとても難しい相場であったと思います。

2014年の日本経済はアベノミクスと異次元緩和、円安傾向の継続を下支えにして輸出比率の高い企業の業績拡大がすすむ反面、個人消費が消費増税の反動減をうまく吸収できず年央にかけ調整色を強めた格好になってしまいました。年末の追加緩和が無ければ恐ろしい展開になっていたと思わざるを得ません。

今年の商いを振り返ると、金融政策を背景とした株式市場への資金流入だけで全体相場が買われるような金融相場には至りませんでした。要するに現状の継続であるアベノミクスと金融緩和だけでは日経平均20000円、25000円という数字は絵にかいた餅なのでしょう。

来年の株式市場を考える上でこの現実は直視する必要があります。あとは個人消費を上手く刺激する施策が必要です。企業の景況感はそこそこ良いのです。

なにより必要なのは株式投資に対する環境整備ではないでしょうか。課税制度を10%課税から20%課税に増税したものを元に戻すべきです。将来の社会保障を補完すべく国民の財産形成に株式投資ほど有用なものはないのです。

日本国の活力の源泉は、日本に存する企業の成長力そのものです。企業が発展し、利益と株価を押し上げ、投資家がキャピタリゲインを得て拡大再投資する構造が資本主義経済の理想形です。これが正常なサイクルであり、このサイクルの示現に忠実なアメリカ経済が世界最強であるのです。

長々と書きましたが、日本ほど株式市場と投資家をうまく活用しない国はないと言い切れます。その点で「失われた20年」を転換させたアベノミクスの功績は大です。すぐにでも手がけるべきは投資家振興策であると声を大にしたいのです。

今年1年間おつかれさまでした。来る2015年も「兜町放浪記」をどうかよろしくお願い致します。これからも「兜町放浪記」は、株式投資を中心に時の政治・経済・文化・社会をテ−マに発信する所存です。読者の方々とともに来たる2015年相場の荒波にめげることなく、皆様にとって有意義なブログでありたいと思います。


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本日は大納会

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東京株式市場は今日の取引で大納会を迎える。「終わりよければすべて良し」。1年の締めくくりに相応しい戻り高値更新の取引となることを期待したい。明日以降5日間休場となることで株を枕に年を越せる組とそうでない組との綱引きだ。

昨日は取引時間中にエボラ出血熱の疑いのある患者が日本で治療中との一報が入り一気に市場が売りに傾いた。結局、この患者は陰性であることが夕刻に判明したが、まるで花火の音を戦争と勘違いするような光景であった。

それにしてもすっかり落ち着いた大納会である。今年の日経平均の推移に見合う高揚感はなぜか微塵も無い。政治も経済も地に足が着き、株に熱中する人が少ないのかもしれない。

「ちょっとやりすぎだろ」という相場の羽目外しこそ個人投資家の活力の源泉である。「上がらないけど下がらない株」を選んでいないか。「下がるときも上がるときも気前のいい株」を探すのが困難なときがある。相場が凪ぎのときであり、振り返ると今年の1年のほとんどがそんな相場つきであったと思う。
(6033)エクストリ−ム・・・・・セカンダリ−は討ち死にか。極少株ゆえ波乱高の目はある。

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政治と経済の脚本

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今年の取引も明日の大納会を控え残り2日となった。先週末もNYダウは小幅続伸し連日の史上最高値更新となっていた。

今年の東京市場はNY株高とマッチレ−スを展開するといった相場につき物の過熱感とは無縁の冷めた反応に終始したように思う。黒田バズ−カ第二弾が11月に無ければ、日経平均は15000円前後で浮遊していたに違いない。

年末にかけての政治と経済の決断はあまりにカレンダ−が整っていた。日銀による追加緩和と、その後の円安・株高演出、安倍政権による消費税増税延期の決断、突然の解散総選挙の実施、与党の圧勝と経済対策3.5兆円策定とこの2ヶ月でどれも脱線することなく粛々と実行されている。

まるで脚本と演出家が存在するかのように。ならば、「終わりよければすべて良し」で明日の大納会で今年の高値引け、新年大発会では続伸高値更新スタ−トというのは出来すぎか。

(9107)川崎汽船・・・・・値運びは地味だが海運株が賑わう素地が整いつつある。9130共栄タンカ−も面白い。
(6331)三菱化工機・・・・・水素ステ−ション関連として今後も取り上げられるだろう。
(9517)イ−レックス・・・・・直近IPO銘柄。新値取りに期待。

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年末セ−ルの風情

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日経平均の18000円達成はもはや時間の問題となっている水準にありながら、あとひと伸びができない。一日300円高とかを当たり前のようにこなすようでないと投資家心理が萎縮するようで、ここでの揉みあいは印象がよくない。

先週近隣の百貨店でおせちの予約をした。毎年のことだが店内の大混雑と賑わいを見ると、これのどこがデフレ景気なのかと疑いたくなる。3段重箱で37,500円、某有名ホテルの一品に決めたが食品偽装問題もあり看板に偽り無い本物が口にできそうだ。すでに予約商品の半分以上は完売で受付終了となっていた。

毎年、新春の初せりで本マグロが数千万でセリ落とされるニュ−スを耳にする。普段の流通価格ではありえない金額での札束の殴り合いの結果である。いわゆるご祝儀相場といわれるものだが、株式市場でもご祝儀相場を期待する時節である。

大発会でストップ高をつけた株や値上がり率トップの業種(セクタ−)はその年最も投資成果を上げられる銘柄・業種になると毎年のように話題になる。実質新年相場入りした本日、NY休場で方向感が乏しいときに強い銘柄があるのか?目を凝らして監視である。

(4777)ガ−ラ・・・・・個人投資家にとってのお年玉銘柄となりそうだ。500円乗せから加速する。
(4970)東洋合成・・・・・「値を飛ばす」という表現はこの株のためにあるような展開へ。

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今日は年内受け渡し最終日

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今日の東京市場はこのところの傾向を引き継ぎ、指数高(日経平均)はあるものの個別に賑わう銘柄を探すのが困難となる個人投資家の立ち回りが難しい展開となりそうだ。

今日が年内受け渡し最終日ということもあり、利益調整の売り物が増えるかもしれない。これまで利益を出している投資家のしこり玉のロスカットや反対に損失を抱える投資家が利の乗っている玉の益出し売りをしたくなる最終日にあたる。

その流れが昨日の新興市場でははっきりと確認できた。明日以降はそうした売り物が無くなり、買い余力が高まる。今日の取引でジタバタしない投資家は明日以降のために英気を養う休養日とするのもいいだろう。

クリスマスも終わり、大掃除・正月準備と年末らしくなってくる。NYダウに追随し18000円乗せで今年を締めくくりたいところだ。
(4777)ガ−ラ・・・値の軽さに腕自慢の個人投資家が群がっている。まだまだこれから。
(4092)日本化学・・・・・往年の仕手株。昨日から出来高急増。
(4734)ビ−イング・・・隠れた内需系好業績株。新春相場に内需建設株が動意づけば面白い存在になる。

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