兜町 放浪記

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2014年02月

小回り3ヶ月

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今日の東京市場は、週末と月末が重なる2月の最終商いとなる。戻り高値更新で大納会を締めくくり今年の新年相場に大きな期待をかけていただけに、1月・2月の株式市場は振り返る気にもならないほどの低調なものとなった。

小回り3ヶ月と言われる。そのとおりであるならば、大納会高値から3月末まででダラダラとした下値模索の展開にそろそろ変化が訪れてもいい頃だ。

昔は信用玉の需給整理の期日として6ヶ月ごとに相場が生まれ変わるのを肌で感じたものだった。大きく相場が動く(上昇する)ときから天井を形成し、下落に転じてから半年は長い終戦処理に付き合わされた。

下値の固さを日々確認していく作業がもう少し続きそうな東京市場である。
(9984)ソフトバンク・・・・・東京市場の体温計とも言えるほどの有力企業であり優良株にのしあがった。モニタ−には置いておきたい銘柄。
(3753)フライト・・・・・日中足だけで勝負できる値幅の豊かさが持ち前の人気株。前日の大幅高・大幅安は参考程度に。
(3669)モバクリ・・・・・いいところまで値幅調整してきている。あとは時間調整をこなすだけ。

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他国の不始末が風に乗ってやってくる

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今日は全国的にPM2.5の値が高くなり外出を控えたほうが良いレベルまで上昇する地域が拡大すると報じられている。

大気汚染の原因になり、呼吸器系疾患を引き起こす危険度が高まるとされる微小粒子状物質(PM2.5)だが、環境対策の行き届いた日本で濃度が注意喚起レベルに達するのは、おとなり中国で発生し続ける大気汚染が大陸からの偏西風に乗って日本へ飛来するからと見られる。今後の日本国内での健康被害が懸念される。

他国の不始末が風に乗ってやってくる。この問題に対しては、他国の内政問題でもあり根本原因の対策にたどりつけないもどかしさがある。だからといって現在の日中関係の音信不通状態を変に意識することは無い。堂々とクレ−ムを相手に伝え、対策を早く取れと声を上げることを躊躇してはならない。

中国政府がこの問題を放置するならば、中国国内での中央政府への不満からくる反政府暴動の引き鉄になりうる可能性すらある。日本政府はもっと国際社会に対し国境をまたぐはた迷惑を喧伝するべきだろう。
(4321)ケネディクス・・・持ち前の荒っぽい展開を期待する投資家を集める。
(3680)ホットリンク・・・・・分割落ちで株価的に買いやすくなった。仕切り直し相場へ。
(6088)シグマクシス・・・・・4分割。分割と業績修正発表がセットではなかったことから思惑の売り買いが交錯する。昨日は押し目を拾っていた向きがいったんポジションを外す利食いが勝った展開。

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15000円回復へ好環境の1日

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ドル/円、ユ−ロ/円相場が落ち着きを取り戻している。これまでも「金利情勢から当然の円安へ」と書いてきたが、海外発のプチショックが起きるたびに、安全通貨としての「有事の円買い」もどきの反作用が起きる。

東京市場は円高=株安という図式が徹底的に刷り込まれた投資家が主戦場とするマ−ケットである。業績好調な主力大型銘柄でも50銭も円高に振れれば総弱気の見切り売りが大挙して押し寄せる。

その点、基軸通貨であるドルを頂く米国では通貨高・通貨安に対しては為替取引を投資対象としている投資家が騒ぐ程度で、目くじらを立てる株式投資家は少ない。通貨高・通貨安がその日の株式市場を支配する材料になりえない米国市場だからこそ、なだらかな右肩上がりの上昇を刻み続けることができるのであろう。

「株を買って寝かせておけば数年後に少しは上がっているだろう」株で資産を保有し続けることがリスクを高める印象を受けるようでは成熟した市場とは言い難い。買値から半値以下のシコリ玉を手にしても、「また戻ってくる」と不安さえ覚えなかった時代がこの国にも確かにあったことを思い出す。
(6666)リバ−・・・・・昨日は一時ストップ高となる。種を蒔かないと収穫できないことを教えてくれる株。
(3187)サンワカンパニ−・・・・・5分割落ち後を取るか、先回りするか。
(6088)シグマクシス・・・・・2014年3月期の業績ネタの賞味期限もあと約1ヶ月。2015年3月期の予想数字で成長性を確認できるかに関心が移る。

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今週の銘柄チェックリスト(2/24〜2/28)

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今週、監視する主な銘柄は以下のとおり。ここのところ日経平均が前日比300円〜400円の変動幅で動くことが目立つ。日経平均採用銘柄の中でも寄与度の高い一部の値嵩株への仕掛け売買によるものだととする見方がある。

NY市場が16000ドル台を回復していることを考えれば、日経平均の14000円台での揉みあいに終始している東京市場には水準訂正の余地が相当残されているはずである。2月最終週の商いを迎え節目の3月期末を意識する展開となろう。

今週は個別株物色に変化が起き始めると見る。これまで大きく値を崩してきた銘柄のリバウンドを取りに行く展開が一巡し、新興市場ではニュ−フェイスが商いを集める兆しが出てきた。

これまでの相場と違い、より人気銘柄数がしぼられる傾向となる。その分派手な値幅を取って来るはずでありピンポイントで銘柄選択する選球眼勝負になる。
(3810)サイバ−ステップ・・・・大幅調整を余儀なくされた新興市場の救世主誕生か。相場はまだ若い。
(6918)アバ−ルデ−タ・・・・新興株らしい直線的な動きが期待できる。
(3782)DDS・・・・いよいよ100分割効果を発揮できるタイミングになってきた。

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印象点

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昨日の東京市場は日本時間早朝のNY株安(89.84ドル安)に比べても行き過ぎた下げ幅となった。海外市場を後追いして下げ、海外の反発を見て我に返るいつもの展開が今日見られそうだ。

東京市場がNY市場に先んじて下げ、NYの反発を見るまでは反転できない体質から抜け出せないなら、結局下げが1日(1回)多いことになり、NY市場に比べ水準を少しづつ離されていくのが当然である。

その辺の印象点の悪さが東京市場にはいつもつきまとう。

女子フィギアスケ−トの浅田真央選手の結果に日本中が注目する中、その採点の審査基準が話題になる。計測タイムや着順で勝敗を判断できる種目と違い、人が人を審査する評価点方式の勝負では、茶の間で見ている者の採点とはあまりに違ったものになることが珍しくない。

本番に至るまでの大会成績や、過去の栄光という光背効果(ハロ−フェクト)、はたまた愛らしい顔立ちと絶妙のスタイルといった当日の競技以外の部分によっても印象点は結果的に変わってくるのではないかと斜め目線で見てしまう。

それでも厳しい勝負の世界。採点では万人納得がいくであろう大技の成功に競技人生の集大成を賭けた浅田真央選手の決意に余人が口を挟むものでもあるまい。結果の無念さは当人に比べるまでもない。まだ23歳。これほどの大仕事を背負ってきた23歳に最高点をつけたい朝である。
(6088)シグマクシス・・・・・細かい売り買いが求められる難しい相場だが、下値が固まってくるか。
(6941)山一電機・・・・・仕手っぽい動きが継続。終わったとも思えない動き。

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