兜町 放浪記

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2014年01月

実体経済は着実に良化

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今朝の日経を見ても各企業の収益回復に関する記事が踊っている。目立ったのが23年ぶりに14年3月期が営業最高益との見通しとなった日立製作所だ。

じつに23年ぶりとは、まさに日本経済の失われた20年とともに低迷・どん底を潜り抜けてきたようなものだろう。ようやく今年入社の大卒社会人が生まれた当時の企業活力(収益力)に復活したといえる。

今でも鮮明に記憶する2009年12月から翌年初にかけ、日立と東芝がそろって200円まで叩き売られた時があった。果てしなく続く超円高に日本を象徴する国際優良企業が沈没する寸前までいった。好調な世界経済に取り残されていた東京市場が音を立てて崩れるような、そのときは決して大袈裟ではなく「恐怖」すら感じたことを思い出す。

日立と東芝いずれも、花形の半導体事業からの撤退を余儀なくされ、日立は社会インフラ、東芝は原発関連と一段のリストラに踏み切る最後のタイミングだったのであろう。

安倍経済外交が注力するひとつに、社会インフラシステムのパッケ−ジごとの輸出がある。日本人にとって当たり前のサ−ビスが海外に出れば、驚きのサ−ビスやおもてなしに映る事が多々ある。日立はその代表企業ともいえ、株価も大台1000円があっても不思議ではないだろう。

(3669)モバクリ・・・・・すでに玉の争奪戦となっている。過去記事に注目されたい。
(9684)スクエニ・・・・・全体相場の不透明感に足を引っぱられる。評価不足は長くは続かない。
(3753)フライト・・・・・日々の振幅が凄まじい。デイトレが集まっている。
(3765)ガンホ−・・・・・ここが強いと新興全体が締まる。

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節分天井彼岸底

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今日の東京市場は昨日の急速に広まった行き過ぎた楽観論の反動に、再び日経平均15000円どころまで下押す場面がありそうだ。このところの全体相場(日経平均)については弱含みを予想している。

アノマリ−についてはこの場所でも何度か触れてきたが、これまでバブル相場がはじまる以前から相場を眺めてきた者としては「節分天井、彼岸底」というものはほぼ実感・体感してきたもののひとつである。

実は日経平均を統計的に調べると「節分天井、彼岸底」が格言通りに推移しているとは言えないらしい。ではなぜ実感・体感してきたと刷り込まれるような感覚が私に染み付いてしまったのだろうか。

現在の投資スタイルではほとんど配当を取る事はない。株をはじめて10年ぐらいは3月期末に向けて配当を確実にもらっていた。ただし配当を取る銘柄というのは、その時時点で大きく負け越して(値下がりして)損切りする気にもなれないほど高値掴みした株ばかりだった。それらの銘柄は3月期末にかけて、そのほとんどが配当落ち日から数日後に大底となる安値をつけることが多かった。せめて配当を取ってから投げ売るという落ち武者の意地がそうさせたと思っている。

そんな感傷的なデジャブが「節分天井、彼岸底」をいまでも鮮烈なものにする。企業業績は確実に良い方向に向かっている。しかし相場を決めるのはそれ以外のところにもある。景気は良くなっているのに株価が上がらないことは良くあることだ。3月期末に向けて不思議とそれを感じるのである。

(3628)デ−タホライゾン・・・・・ドンピシャのタイミングとなった。ちょっぴり自慢。
(3187)サンワカンパニ−・・・・・やりすぎの反動も。休憩終了のチャイムを待つ。
(6638)ミマキエンジニア・・・・・大型広告印刷は建設ブ−ム再来の波に乗る可能性大。ここのチャ−トは一歩間違えば暴発する形を描いている。要注目。

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ゲ−ム関連企業に見る「成功体験」

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任天堂が6日続落後1日反発したものの再び4日続落し、窓を開けながらの厳しい下値模索の展開になっている。今月に入ってから厳しい調整を迫られた全体相場の中で、唯一気を吐いてきたのがゲ−ム関連株であったにもかかわらず完全に置いて行かれた感がある。

任天堂は今月17日引け後に平成26年3月期の業績予想を大幅に下方修正した。営業利益は従来予想の1000億円から、修正後はマイナス350億円へ。純利益は前回予想の550億円からマイナス250億円へというものだった。

下方修正の理由として、年末商戦でハードウェアの販売が予想に達せず、利益率の高いソフトウェアの販売本数が大きく予想を下回ったためとしている。

衝撃的だったことは看板商品のひとつである「 Wii U 」の変調だ。前回の予想では世界販売数で900万台だったものを、280万台に修正。前年実績の345万台すら下回った。これにより、ソフトウェアの売上予想 も3800万本を1900万本に修正した。

ガンホ−、コロプラに代表されるスマホを取り込んだビジネスモデルを構築したゲ−ム企業が興隆を極める一方で、テレビ、ガラケ−、専用端末機といった一世代も二世代も前のデバイスからの転換が遅れたメ−カ−はあっという間に先頭集団から周回遅れのランナ−となってしまった。

どうしてこのような状況を招いてしまったのか。その根底には技術革新を怠ったというより、これまでの成功体験が変化を拒んでしまったように思えてならない。

日本の携帯電話端末メ−カ−がスマホ分野への転換・参入に遅れ、新興国の後塵を拝したケ−スも全く同じ構造のような気がしてならない。任天堂、グリ−の株価が長期間大きく売り込まれてきた一方で、スマホゲ−ム関連株は株長者を輩出するほどの上げっぷりが現在も続く。きっと5年後には今の先頭ランナ−が同じ顔ぶれであることもないのだろう。
(9684)スクエニ・・・・・この悪地合いのなかでの逆行高は評価できる。全体相場が落ち着けば更に上値を追う。
(6088)シグマクシス・・・・・下げにあってもまとまった売り物が全く出てこない。ここはリバンド狙いで。


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米国からの「お灸」

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今日の東京市場は昨日の総崩れの流れを引継ぎ、弱含みの地合いとなろう。日経平均15000円どころは心理的な抵抗ラインとして機能するポイントにはならないだろう。

ここにきてNY・欧州・東京の中で最も売り込みやすい市場が「東京」との認識が以前にも増して高まっていることを警戒すべきだ。特に為替相場をストレ−トに映す特異性が脅しどころを手にしやすい市場に成り下がってしまっている要因だ。

気になるところは、昨今の安倍首相の外交姿勢に対する米国とのフェ−ズの微妙なズレである。日本側が米国の意向を読んだ阿吽の呼吸で成り立つ日米関係が、東アジアで唯一機能する民主主義と自由主義経済を併せ持つ同盟国としての位置づけを支えてきた。

日本経済復活のためのアベノミクス成功の必要条件が円高是正であることは衆目一致するところである。米国主導の円高ドル安政策で日本を弱め過ぎた結果の中国の台頭であることに気づくのがあまりに遅かった。

そんな反省からの75円から100円/1ドルへの円高修正容認ではなかったか。

このところの安倍政権の行動に注文をつけるなら、円高という「お灸」が最も効果的と米国はとっくにお見通しである。日米関係の交渉カ−ドは「円安容認」であり、アベノミクスは為替市場に関する米国高官の一言で簡単に立ち往生する砂上の楼閣でもある。

同盟国でありながらも、対立と妥協の中にも勝ち負けだけではない機微があろう。今、円相場を反転させるような圧力をかけさせる材料をむやみに相手(米国)に差し出す時ではないだろう。

(3668)コロプラ・・・・東京市場の救世主。全体相場のショ−トカバ−はここからか。
(3628)デ−タホライゾン・・・・昨日のプラス引けが調整完了のサイン。

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今週の銘柄チェックリスト(1/27〜1/31)

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今週、監視する主な銘柄は以下のとおり。週前半の東京市場は大規模な狼狽売りに日経平均株価で15000円での攻防が無いままに14500円近辺まで売り叩かれる公算が高い。この下げで目先のトレンドが完全に崩れる形になるため、「節分天井彼岸底」が1週早く示現することになる。

特に海外市場の混乱には過敏に反応し、自国経済・自国通貨とも磐石の国である裏返しでもある通貨高がことさら悪材料視され、全く無視される特殊な市場であるため反発はあくまでNY頼みだ。

週明け月曜日の押し目買いはかなりのハイリスクとなろう。まず円相場が気の済むまで急騰するだろう。円高のスピ−ドは円安のスピ−ドの比ではなく、日経平均が円相場の仕掛け売り(ドル)に面白いように振り回されオモチャにされる光景を見せつけられることになる。

今週の東京市場は、久方ぶりのクラッシュに直面する。年間であるかないかの手出し無用の週であろう。

(3668)コロプラ・・・・為替に影響されない業態を再評価。目先これしか物色対象が見当たらない。東京市場の救世主か。
(3628)デ−タホライゾン・・・・調整完了、出直りサイン。日経平均を無視するか。

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