兜町 放浪記

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2013年07月

意外だった昨日の上げ

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昨日の日経平均にして200円を超える反発は意外だった。都合の許す限り、海外株式市場の動向と為替をチュックしつつ早朝7時ごろから当欄の準備にかかるのが日課になっているが、その時点ではまったく予想しなかった展開となった。

なぜ急反発したのか合点のいく目立ったニュ−スが飛び込んできたわけではなく、その不思議な上昇に電力株の空売りで対抗したのだが見事に担ぎ上げられた。東京電力などは汚染水問題がたたみかける様に報道されているがそれを全く意に介さない上げっぷりであった。

これも結局のところ市場参加者が何を物色していいのかわからない相場になっているからだろう。いまのところ夏相場のテ−マが全く見えてこない。焦点ボケ相場限定商品である期待の仕手系材料株も上がらなければただのボロ株に格下げされてしまう。

上であろうが下であろうがキビキビとした値動きの良い銘柄を嗅ぎつける嗅覚勝負の日々が続く。



(9501)東京電力・・・・・荒っぽい値動きが復活してきた。デイトレ御用達銘柄として外せない。
(2497)ユナイテット・・・・・今日の業績公表で目先の悪材料出尽くしの可能性が高まる。涙の枯れる頃S高と書いたのは先週木曜日。

ガンホ−が営業益44倍

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今日の東京市場は、前日の大幅続落をうけて様子見症状が継続しそうだ。朝方の海外日経先物も前日比100円下で推移しておりパッとしない1日となりそうだ。

昨日引け後に1-6期業績を公表した(3765)ガンホ−の「営業益44倍」の文字が異彩を放つ。この驚愕の成長を株価的にすでに織り込んでいるのかは市場を開けてみないとわからないが、今日1日の値動きで推し量ることは意味の無いことだろう。

まさに金鉱脈を掘り当てた形だが、スマホ上のゲ−ムであれ、それ以外であれアプリ開発の世界は2000年前半のIT革命時と同様に若い世代の誰もが一躍世界で張り合うことのできるステ−ジが目の前に広がっている。一歩を踏み出さなければ何もはじまらない。行動力に満ちた若者を抱える国、社会が5年、10年後の成長ポテンシャルを高めることができるのだろう。

主力どころに積極的な売り買いが手控えられる中、昨日久しぶりに賑わった一部のゲ−ム関連株に幕間つなぎの商いが集まるのか注目される。今日のガンホ−が売り込まれるようなら市場のム−ドは更に悪化することになる。

(2497)ユナイテット・・・・・秒殺のリスクに挑む。
(3765)ガンホ−・・・・・急落後のリバに期待。
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今週の銘柄チェックリスト(7/29〜8/2)

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今週、監視する主な銘柄は以下のとおり。先週の東京市場は、参院選挙で自民党の圧勝によりねじれ解消が実現したにもかかわらず、買い安心感からの上昇期待を裏切られた形となり、終始低調な相場であった。そこまでのスト−リ−をすでに織り込んでいたと表現するよりも、投資家の間で期待通りの展開とならない市場を見ていったんポジション整理をしておく心理がはたらいたというのが正しいのではないだろうか。

こうした雰囲気は月末週となる今週もひきずりそうだ。今週から3月期決算企業の第一四半期業績の公表が本格化してくる。4-6月期は円安・株高をうけて、主要企業の業績改善も着実に進展するとの前提で今の水準があることは頭に入れておきたい。本日月曜日予定される(6301)コマツ、週末金曜日に予定される(7203)トヨタの動向はそれぞれ市場に与えるインパクトは絶大なので注視したい。

週末に控える7月の米雇用統計発表が海外市場に波乱をもたらすリスクを無視できるような上昇場面は期待しずらい今週の東京市場だ。上記の大物企業の動きがさえないようなら、材料株の個別物色でお茶を濁す展開となるだろう。

(6301)コマツ・・・・・上にも下にも4-6期の数字で動きそうだ。
(7261)マツダ・・・・・トヨタの四半期業績が自動車セクタ−に買い安心感を与える可能性が高い。先回り買いで人気化場面到来。
(4406)新日本理化・・・・・大証単独から東証取引となり仕手系材料株もより表舞台に出ることになる。持続性に疑問があるときほどスイスイ上値を追うのが仕手株と割り切った資金が殺到する。
(4064)日本カ−バイド・・・・・先週金曜の寄り付き成り行き売りとザラバの具合が仕手株特有の雰囲気を漂わす。

マ−ケットは早くも夏バテ

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昨日は参院選明け後からの材料難の地合いを受け継ぎ低調な商いのまま続落した。ザラバ中は突っ込み警戒感というよりも、夏休み気分というのだろうか。攻撃的な買いは全く影を潜め、スルスルと静かに値を消すものが多くなっていた。

このような退屈な地合いを振り払うような目先のイベントが見当たらない。「閑散に売りなし」だが全般のベクトルが下に向き始める気配を感じる。

このところ5円幅を取りに行き、20円持っていかれる悪循環が続いている。ポジションを取ってから20分以上反応がない時は、ほとんどの場合負け戦となることが多い。何をやっても決まらない時は動かないに限るが、それができたら苦労は無い。


(4406)新日本理化・・・・・昨日の尋常ではない大商いはゲリラ豪雨なのか。3Dプリンタ−関連の材料を囃す思惑が浮上してきた。短期注目。
(4064)日本カ−バイド・・・・・この株が活躍していい地合いになってきた。火遊び好きが集まってくかどうか。かつての新日本理化、明和産業にスイッチが入っており反発気運が高まる。
(2497)ユナイテット・・・・・地滑りの最中でもピュンピュン100円幅で跳ねるからシビレル。株好きが集ってくる吸引力はNO1だ。banner (6)

キャノンショック

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各企業の第1四半期の決算が明らかになってくる。1年前には想像もできなかった円安と株高により企業マインドが温まってきている中、円安株高のメリットが数字となってオンされはじめる4−6月期の動向に目が向くようになってくる。早くも、(5471)大同特殊鋼のような今期の通期業績を上方修正する会社も出始めた。

相場が勢いづいていた春先の段階では、観測記事の段階で悪材料も買い材料として消化するだけの市場エネルギ−に溢れていたが、今は明らかに異なる状況になっている。円安を材料に上り詰めてきた(7751)キャノンが昨日の大引け後に下方修正を公表したように、円安定着からの業績拡大がコンセンサスとなる中で「良くて当然」という市場参加者の失望は計り知れない。

今の市場にはアベノミクス相場の初動時期にあった「業績悪なんのその」といった買い一辺倒の強気にはなれないム−ドが支配的になっている。これから最盛期を迎える各企業の四半期IRのカレンダ−は頭に入れておきたい。

その時の注意点は、自分のホ−ルド中の銘柄だけでは万全ではない。同じ関連銘柄と目される会社や、同業種の主力どころにも気を配りたい。たとえば不動産関連、中国関連、アップル関連、などはその代表的企業と目される一角に異変が起きることで、あらぬ火の粉をかぶることも多々あることは肝に銘じておきたい。

(7751)キャノン・・・・・少し前のニコンショックを思い出す。ガチガチの国際優良株だけに売り方が売り乗せなのか注目したい。
(5471)大同特殊鋼・・・・鉄鋼関連は素材系株または市況関連として今後見直しの対象になりそうだ。地味なイメ−ジだが昔は適度な仕手性を持った人気株だった。
(2497)ユナイテッド・・・・・YOU泣いてっど。涙が枯れるころにストップ高だろう。
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