兜町 放浪記

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2013年06月

中国関連株という怪

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このところ上海総合指数の下落トレンドが急になってきている。東京市場と取引時間が重なるため、日経平均先物と上海総合指数の連動を印象づけることを狙った仕掛け的な売り物が相場の撹乱要因になっていると言う。真夜中はNY市場の動向に震え、昼間は上海市場に怯えるのは国内の景気動向に心配が無いあらわれといえないか。

上海市場の弱含みとともに、いわゆる中国関連株と目される銘柄の下落が大幅なものになってきている。中国関連株という定義は実に曖昧で、中国で商売をしてない企業を探すほうが難しい現在の状況でも、なんとなく特定の銘柄の名が挙がる。先日来(6301)コマツの株価が振れ幅を大きくしているのが目に付く。

コマツは中国関連株として、日中衝突が起きるたびに株価に少なからない影響が出る銘柄として知れ渡っている。じつはコマツの2012年、建機機械・車両国別売上げ構成比では中国はわずか7%にすぎない。国内17%、北米17%、中南米15%、と仮に中国が地上から消えてなくなってもコマツ自体は微動だにしない収益構造を構築している。

このことは中国市場の売上げに特化したまま輸出企業と、すでにグロ−バルに展開してきた真の国際優良株をミソとクソを一緒に論じるのに等しいようなものではないだろうか。ただ実際の相場は聞き訳がないもので、過去の経験則がそれなりに影響力を持つのも事実である。

コマツに限らず、過度の中国関連株騒ぎには、そろそろ冷静な見極めが必要なはずだ。
(4978)リプロセル・・・・・初値が天井どころかそこからの期待が大。本日の初値で買った向きが利食えるか注目される。
(6301)コマツ・・・・・中国関連株というレッテル貼りから開放されるか。もっと会社は誤解に基づく中国偏重のイメ−ジを払拭するPRに力を入れるべきだろう。
(4281)デジタルアド・・・・・参院選挙関連の新興銘柄。値動き軽快。
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NY市場が抱え始めたジレンマ

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量的緩和終了へのステップを踏み出したNY株式市場が東京市場の軟調さなど全く影響を受けず反発した。日本時間今朝の引け後の相場解説では、1-3月GDP確報値が1.8%増と、改定値や市場予想の2.4%より低い伸びとなり、量的緩和縮小観測がやや後退したとの見方から堅調推移となったとされている。

今朝方の反発はその認識で誤りは無いだろう。相場の不思議で、経済指標悪なら買い安心感が広がり高くなる場合と、景気の先行き不透明感から売られる場合と様々である。今回起きたNY市場の反応は、極端な物言いをするなら市場が米国の景気低迷を望んでいる表れであり、本来の経済運営である経済成長を達成する努力に矛盾する。

この先のNY市場が、実体経済が改善される、本来なら喜ぶべき状況が生まれるたびに、株式市場が不安定になるジレンマを抱える難しい期間に入る。市場が量的緩和信奉から脱却し、景気改善の指標を売り材料ではなく買い材料として消化吸収する業績相場にいつ移行できるか注目される。

「不景気の株高」がじつは一番簡単に儲かる相場だ。金融緩和による金融相場であり大型株から小型株まで万遍なく高くなる。アベノミクスの第1弾がまさにそれで、ひと呼吸ついたここからの第2弾が不発弾とならないようであってほしい。

(4978)リプロセル・・・・・本日値をつけてからの動きに注目したい。
(4587)ペプチドリ−ム・・・・・昨日のショック安からもう一段下があるのか。いずれにせよデイトレ用のリバ局面期待は強い。
(4281)デジタルアド・・・・・参院選挙関連の新興銘柄。値動きの荒さに引き寄せられる。先高期待。
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(4978)リプロセル登場

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昨日の東京市場は中国経済の不信感から買い手がすっかり及び腰となり日経平均は13000円を割り込んで取引を終えている。NY市場が、バ−ナンキによる量的緩和終了へステップを示したことの材料消化に微調整を要するときに、中国経済の不健全な膨張がクロ−ズアップされはじめている。

いずれにしても、円相場が円安方向に再度向かう環境が整った事実は覆いがたく、日経平均13000円が底値ゾ−ンとして居心地がいい水準であることは、このところのザラバの動きをみてもコンセンサスになりつつある。昨日も、引けにかけて13000円どころに引き戻される動きは健在で、引け味は悪いものではなかった。

今日は(4978)リプロセルの新規上場日だ。市場の期待の大きい銘柄だけに、その波及効果に注目したい。関連銘柄の急騰に枚挙に暇はないが(8086)ニプロの息の長い相場に期待したいところだ。



(4978)リプロセル・・・・・初値が天井どころかそこからの期待が大。見ているだけでも幸福になれる株に。
(4587)ペプチドリ−ム・・・・・公開直後の悪材料出現。業績への影響軽微というがそれを信じるならS安は買いか。
(4281)デジタルアド・・・・・参院選挙関連の新興銘柄。ここのIRを確認すればするほど材料満載であることがわかる。ネット選挙解禁への布石をすでに打っており、外部環境が後押しすれば、あとは市場が気がつくだけの銘柄だ。
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新たな火種「中国リスク」に警戒

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昨日の上海総合指数が心理的な攻防ラインと見られてきた2000ポイントを下抜けてきたことで、いよいよ中国経済への先行き不安が本格化しはじめている。これまで北京オリンピック、上海万博開催とかつて日本が半世紀前にたどってきた道を再現するような経済発展もようやく本格減速の予兆が鮮明になってきた。

13億人という広大な市場と手付かずの未開の地ということで、外資にとっては格好の投資の振り向け先となり、欧米や日本が戦後50年かけてきた道程を半分の時間で一気にこなすことができた。そうとした反動といえば簡単だが、もはや中央統制が効くような規模の経済ではなく、日本が不良債権問題を端緒にして失われた20年を経験したように、低迷から崩壊もまた日本の歩んできた道を追いかけてきているのだろうか。

日本株にとっても日中の取引時間が重なる分、買わない材料に目が行く弱気が勝る市況のときは神経質に反応することになる。現在の状況がまさにそれで、このところつづく波乱場面にあらたに面倒な火種をかかえることになった。

国内経済は円高是正と株高により、消費マインドが確実に快方に向かっている。百貨店・小売りの商品の動きにも低価格商品からワンランクアップの消費が売り場で起きはじめているという。アベノミクスが実体経済の改善に効果を出し始めるタイミングの今が大事なときだ。政府・日銀は「打つ手は無限」であることを市場に理解させる役目を負っていることを十分理解していると思いたい。

不安定な海外動向をうけ、主力株のリバウンド期待より材料株物色の傾向が強まるだろう。個別株で材料性が高く、新興市場銘柄に活路を見出す流れとなる。


(2497)ユナイテット・・・・・ガンホ−ばりの材料に市場が沸く。
(4281)デジタルアド・・・・・ネット選挙関連の筆頭。ユナイテットの筆頭株主であり株価も仕掛けやすい水準。強気買い。
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今週の銘柄チェックリスト(6/24〜6/28)

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今週、監視する主な銘柄は以下のとおり。先週木曜日のNY市場が353ドルの大幅下落をうけての東京市場が200円超の反発を見せたことは注目される。NY市場に先行して大幅調整を余儀なくされてきた分、日経平均12500円〜13000円のゾ−ンには悪材料を吸収できるだけの押し目待ちの買いの列が並んでいるようだ。

このところの株式市場の動静とアベノミクスを結びつけて政局にしたい報道が目に付くが、東京都議会選挙でも自民党候補者の全員当選とパ−フェクトな内容に新聞記者もペンが走らないだろう。米国の量的緩和縮小の目途とスケジュ−ルが明白となった今、円相場は再び100円方向に動き出す。それを見越した金曜日の反発だった。

日本の量的緩和はこれからが本番。参院選でねじれ解消を果たし磐石の体制でデフレ脱却に邁進することになれば、アベノミクス第2幕へ投資家も行動をはじめる。

今週は前評判の高い(4978)リプロセルが新規上場される。注目のIPSバイオ関連株なだけに周辺銘柄を巻き込んだ個別株物色に期待が集まる。全体相場が自信を回復できない状況が継続するようなら、これらの材料株に資金がいっそう集中することを想定する。
(2497)ユナイテッド・・・・・暴騰波突入開始。
(8086)ニプロ・・・・・外資が大量取得してきた。今週のベクトルは上だ。
(4978)リプロセル・・・・・どこを買ってもプラチナチケット状況となる。
(4229)群栄化学・・・・・3D関連株の雄。需給妙味大。
(3386)コスモバイオ・・・・・もうひと伸びあるか。