兜町 放浪記

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2011年10月

今週の銘柄チェックリスト(10/31〜11/4)

今週、監視する主な銘柄は以下のとおり。海外市場の落ち着きもあり、先週の東京市場は堅調に推移した。円相場が史上最高値更新となる75円台に突入するなど不安定要因には事欠かない状況に変わりはないが、それを押しのけての堅調地合だけに市場の空気は総悲観から一変している。

今週からは中間決算の公表がピークを迎える。震災の影響や、円相場の影響、欧州危機による金融市場の大幅下落の影響、直近ではタイ水害による現地生産調整の懸念など新たに織り込まなければならない材料をどう通期予想に盛り込むかに注目が集まってくる。

直近の相場環境では、かなり売り込まれてきた分ある程度の下方修正は織り込んでいるとされしっかりしている銘柄も散見される。しかし、売り直される銘柄も多く、IRカレンダ−は頭に入れて挑むことは必要だ。

先週末コマツが賑わってきたように、市場筋は景気敏感株の突破口に据えて物色してくるだろう。景気敏感株と目される銘柄群は、米国国債格下げに始まった世界的景気後退懸念を織り込む過程で真っ先に売られたセクタ−で、値幅・時間とも調整は十分終えている。

したがって今週も景気敏感株や設備投資関連株と市場で目されている銘柄群のリバウンド取り継続の流れにつく。(dfb)



(6135)牧野フライス・・・・・・10/31中間決算発表。一旦売り切り。
(6503)三菱電機・・・・・10/31中間決算発表。この超円高をどう織り込むか注目。週初は上下に大きく振れるはず。デイトレが集まってくるだろう。
(8001)伊藤忠商事・・・・・出来高が急増してきた。空売りの小すくいゾ−ンに入ってきた。

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↑ ことしも残りあと2ヵ月。1年が経つのが何と早いこと。

世界的修正高がはじまった

ようやく欧州危機の発生源であったギリシャ問題に目処が立つようになってきたと判断した投資家が買い姿勢に転じてきた。NY市場は大幅続伸。円相場の最高値更新は続くが一気に1円・2円の値幅で乱高下していない。そういう意味では心理的な恐怖感を受けるような動きではなく、海外株式市場高を素直に好感する展開が期待できる。

弱気相場から抜け出す時、物色の方向性は景気敏感株が主導してくることが多い。日本の場合は、震災復興関連株という大本命が控えてはいるが、全体相場の戻り局面では出来高を程よくこなせる本命株を手がけるに限る。

ほとんどの銘柄は大底を10月5日前後につけている。そこから2〜3割はすでに上昇しており、追いかけるにも勇気がいるが、手を出せない時ほど株は良く騰がる。デイトレは、いよいよロングで稼ぐ場面にきた。ここからは主力株にも値を飛ばすものが出てくるだろう。欧米市場の修正高を見た、外人買いが入ってくれば理外の理相場となるかもしれない。(dfb)

(6506)安川電機・・・・・強気の上昇相場が続く。買い。
(6135)牧野フライス・・・・・景気敏感の機械株。買い。
(6665)エルピ−ダメモリ−・・・・・・戻り超出遅れ。
(6503)三菱電機・・・・・・出遅れ。重電のなかではこれがいい。
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上値を試したい東京市場

昨日の東京市場の動きは相場の強さを感じさせるものだった。日経平均こそ小幅安で終わったものの、NY市場の大幅安を受けてのものだけに、明らかにこれまでの相場とは違うと感じるトレ−ダ−も多いことと思う。ほぼ全ての銘柄で朝方は、NYの下げを見て売りから入り気配で下げるものも目立ったが、寄付き値からさらに売り込まれることもなく、時間が経過するにつれ、じょじょに戻し始め銘柄によっては前日比プラスに切り返す銘柄が出てきていた。

中でも、景気敏感株はしっかりとした足取りで(6954)ファナックを旗振り役に、(6506)安川電機、注目する機械株から(6135)牧野フライスなどは堅調な展開で終始した。この動きは注目するべきで、上値を伺いたくてしょうがない気配が見て取れた。

ギリシャ危機もこれまでにさんざん売り込まれ、相場に織り込まれつつある。同じ材料で半年ちかく調整してきたわけで、東京市場にはヤレヤレ感は強い。NY市場の下げ幅に追随しなくなってきたところを見ると、震災復興策の財政出動を控え景気刺激策が本格化する前夜だ。弱気になる場面ではないと参加者が気持ちを切り替えてくるタイミングかもしれない。(dfb)

(6665)エルピ−ダメモリ−・・・・・・円高とはいえ、値幅とペ−スが乱暴な動きではない。値頃感のみの勝負とわりきるなら。
(6135)牧野フライス・・・・・・強い。タイの水害報道には注意したい。水が引いたら提灯も手を引く動きが出ることは肝に銘じることだ。
(6770)アルプス電気・・・・・円相場に敏感に振れる。

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市場コンセンサスの不条理

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株式市場の中で、個別銘柄のイベントといえば年に4回の業績開示とそのたびに上方・下方修正があれば、その前後に行われる祭りだろう。低迷相場が長期化する東京市場では悪材料ほど効率良く、全員参加で安心して売り込める格好の儲けのタネとなる。株価が急上昇すれば株価を押さえ込む規制が必ず入る。反面、株価が暴落しても何の支えもない。下げ相場で利益を出せるようでないとトレ−ダ−としては赤子に等しい。

市場で関心の高い銘柄のほとんどは、証券系の格付け会社から何らかの業績コンセンサスが公表されている。それをとりまとめてアップするサイトもあり、いわゆる市場コンセンサスが形成されている。市場コンセンサスの数字とは非常に無責任な数字である。特に利益の数字は、会社側から見れば勝手に強気な数字を公表されて、会社公表の数字が予定内のものであっても市場からは弱い数字と評価されるに至っては怒りのやり場もないだろう。

市場コンセンサスとは多数決の意見選択に近いものがある。多数決が必ず正しい選択にはならない。というより多数意見の意見集約ほど間違いを起こしやすいものはない。

2択の正答率30%程度の難易度の問題に10人が取り組むとする。3人が正解、7人が不正解。問題を解く前のコンセンサスは不正解の事象となっているのである。正答率が30%の試験問題などめずらしいものではない。まして向こう1年間の企業業績を当てる正答率は30%よりさらに厳しいのではないだろうか。この不条理の中で投資家は戦っているのである。(dfb)
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↑さわやかな秋晴れの1日だ。

10月5日が大底だった

ここにきて個別銘柄の動きにうねりが出てきている。特に景気敏感株の反騰ぶりは凄まじく、おおむね10月5日が目先の大底だった可能性が高くなってきた。外部環境は史上最高値圏で張り付く円高や、海外市況に振り回される状況には変わりないが、個別株のチャ−トを見る限り、コツンと入り、反発局面が継続している。

これまでの震災後安値を更新する下げ局面は情け容赦なく凄まじいものだった。それから1ヶ月もたっていないわけで、心理的には基本的に弱気相場の中にある。よってここからは多くの銘柄に新規空売りが相当数積みあがってくるだろう。この空売りは相場の肥やしとして非常に大切で、この空売りを巻き込みながら年末相場に期待感がじょじょに高まってくることに期待したい。

当然相場の上げ下げはあるわけで、NY市場が大幅下落を演じることはあるだろう。しかし東京市場がこれまでと同じ感じで下げることは少なくなり下値抵抗力が増すことを想定したい。

これまで通り景気敏感株、なかでも機械株を中心に確実にサヤを稼いでいく。ここ数日の立会いで気分がハイになってきたが、こんなときこそ、売り仕掛けが刺激的でいい。

(6135)牧野フライス・・・・・10/5の410円を大底に切り返し、タイ水害といった支援材料も手伝い絶好調。取り組み妙味が出てくればもう一段も。とりあえず今日の引け付近で空売り。今晩のNY安狙いだが、小づかい稼ぎの種まきと。
(6506)安川電機・・・・・・牧野フライス同様、ほぼそっくりの展開。
(5214)日本電気硝子・・・800円絡みの売り場探し。
(6665)エルピ−ダメモリ−・・・・500円以下はどこを買っても報われるだろう。

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↑最近、原発への関心も薄らいできたようだ。さながら東電もさえない。