兜町 放浪記

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2011年05月

マ−ケットは東電離れの動きとなるか

今日の東京市場は、久しぶりに200円近く値上がりした。業種も特に目立って物色されたものはなかったが幅ひろい銘柄が10円〜20円超のプラスをつけていた。あえてあげるなら、総合商社が堅調なまま引けてきた。安いところで、東京電力株が市場に逆らうように2.76%安をつけたのが目立っていた。これまで、東電処理問題が市場参加者の心理的重しになってきたが、明日以降、東京電力騒動から抜け出て固有の材料に目が向く展開になれば、市場の雰囲気もガラッと変化するだろう。

民主党の造反が50人にせまると報道があるが、この時期いったい何をしてるのか。節操が無い政治家先生の多さにあきれる。(dfb)

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(8053)住友商事・・・・・・商社の中でも、資源エネルギ−比率が低く、資源高関連が人気化したときは控えめな反応をすることが多い。ただし、業績と利益水準は文句のつけようの無い内容で再評価の動きが期待できる。
(6770)アルプス電気・・・・800円以下は買いとしてきたが強いのひとこと。

太陽光発電関連株が祭りに

今日の東京市場は先週末にNYが小じっかりで引けてきたものの、80円にもみ合う為替を尻目に先週末の水準で終始し取引を終えた。主力株が相変わらずの開店休業の展開ではあるが、一部でゲリラ戦のような個別物色により人気化する銘柄も出始め6月へ月替わり相場に期待を抱かせる芽も出始めたようだ。

中でも、太陽光発電関連株への資金流入が活発化してきている点は、これまでと一味ちがう場味になってきたのではと思わせる。主なところでは、

(1972)三晃金属・・・・・・338円  +62
(4651)サニックス・・・・・259円  +27
(6753)シャ−プ・・・・・・・740円  +16
(6924)岩崎電気・・・・・・257円  +14
(1407)ウエスト・・・・・・・1353円 +110

商いもこなしてきているので、今後ことあるごとに物色されるだろう。その他にも東京電力もしっかりした値持ちとなっており明日以降注目である。ザラバ売り物を吸収して足取りもしっかりしていたので、参戦したくなる向きがおおかったのではないか。政局不安がつきまとうが、不信任案が可決されても、期待感から買われ、否決でも混乱なくいくということで上に向かっていく可能性が高い。反発しても線香花火程度かもしれないが、買いで入るのが礼儀というものだ。(dfb)

(9501)東京電力・・・・・生かすも殺すも政治決断にかかってくる。市民運動家総理は絶対に泥水は飲まないだろう。「きれいな水をヨコセ−」と叫ぶのは得意だが、井戸を掘る人の苦労は知らないトンチン菅だ。

今週の銘柄チェックリスト(5/30〜6/3)

今週、小生が投資対象として監視する主な銘柄をリストアップしてみた。先週と同様、基本は9:1でデイトレ、スイングを活用。
NYが小じっかりして週を終えてきたのが、週明けはあいかわらず気迷い気分が強いスタ−トだろう。原発報道に一喜一憂する展開はまだまだ続く。為替も80円台といやらしい水準なのがさらに見送り気分を後押しする。
台風が接近してきています。皆さんお気をつけください。

【デイトレ】
(9501)東京電力・・・・・最安値近辺へのトライはないとみるが、先週は東電たたきの反省相場が不発におわった。ここで長期間モミモミされると、反発力が徐々に弱まってくる。下げる日はだらだら一方通行でさげるので、売りは取り組みやすい。
(9506)東北電力・・・デイトレ対象として好人気化しそうな気配。引き続き注目。
(6506)安川電機・・・・調整一巡感。今期見通し公表で目先の不安感が払拭された。ファナックを開けながら売買しよう。
(7205)日産自動車・・・・流動性も十分、自動車の中でも短期資金が入りやすい水準。一日15〜20円はボラあり。

【スイング】
(4272)日本化薬・・・・・配当落ち。押し目は魅力。
(6770)アルプス電気・・・スマ−トフォンは熱い。800円以下は天与の買い場だろう。
(6624)田淵電機・・・・防護服関連。テ−マ性あり。

政治の停滞はいかんともし難い。菅内閣が倒れれば震災で倒れたといってもいいだろう。今週もがんばろう。
(dfb)


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七分積金と子ども手当て

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七分積金と聞いて説明できる方は歴史好きの方であろうか。七分積金(しちぶつみきん)とは江戸の三大改革のひとつに数えられる寛政の改革の中に含まれる、明治の開国までつづいた制度である。

現在で言えば災害基金といったところか。当時の町々が積み立てた救荒基金で、町入用の経費を節約した四万両の七割に、幕府からの一万両を加えて基金にした。町入用の経費は、地主が負担し、木戸番銭・手桶・水桶・梯子費用、上水樋・枡の修繕費、道繕・橋掛け替え修繕・下水浚い・付け替えなどに使われた。

ちなみに、この制度はその後の幕府の財政難にも関わらず厳格に運用されて、明治維新の際には総額で170万両の余剰があったという。この資金は明治の開国とともに東京市に接収されて学校の建設や近代的な道路整備などのインフラ事業にあてられた、(引用Wikipediaより)という。

七分積金にいたるおおもとの大改革は誰もが一度は聞いたことのある寛政の改革である。寛政の改革に対する歴史家の評価はここでは触れない。しかし、当時若干15歳の11代将軍家斉と29歳の老中首座松平定信により導入された一制度が100年間後の明治維新まで厳格に運用され後世の人々の社会資本の充実に大いに貢献したという歴史の出来事に驚嘆せざるを得ない。

転じて今のわれわれの状況はと言えば、当然のごとく便益を先食いし、負担を後世に後回しにする決定をしようとしている。小生が30歳の時、大先輩に「老中松平定信は君と同じ30歳で寛政の改革をやったんだよ。」と教えられた日のことはいまでも記憶に新しい。

七分積金とこども手当の差は老中松平定信30歳と今を生きる30歳の違いほど、途方もない隔たりがある。


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冷え込む投資家心理

今日の東京市場はNYが小幅安で戻ってきたことを受け様子見気分の強い中、値動きの鈍さを嫌気した小口売りに押され小幅安で取引を終えた。東京電力株が連日さえない動きに終始していることが相場の重しとなっているという解説がジャストミ−トだろう。

世紀の大震災に見舞われたワケだ。未曾有の原発被害も重なり景気に最も影響を与える、個人消費に悪化傾向がでてくるのはこれからだろう。日本経済のカギを握るのは東電問題をいかにソフトランディングできるかにかかっているといっても過言ではない。

以前、震災直後に「外で食事をしよう」とお金を使うことで復興に協力できる主旨を書いたが、今もその考えに変わりはない。お昼に鴨せいろをおいしくいただいた。そんなことでプチ幸福感にひたれれば気分がいい。株式も時が来れば反発してこよう。今年のサマ−ラリ−は期待しづらいと言わざるを得ないが。(dfb)

(9501)東京電力・・・・・・314円で売ってみた。(持ち越し)最安値に買い戻しで抵抗するために。ほんとに好きなんだな。

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