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株式投資の難しさの典型例は「好業績=株高」の方程式が期待通りに行かないことがあることだろう。昨年末からの全面安相場の先頭ランナ−として、かつ好決算銘柄として誰もが認知する黒鉛電極関連株の東海カ−ボンの異常とも言える下落劇を当欄で何度も指摘してきた。

これまで数ヶ月間、黒鉛電極市況の逼迫継続にもかかわらず、業績上方修正をしては売り込まれる展開が目立った。東海カ−ボンについては四半期決算を前に必ずといって良いほど日経紙に業績観測記事が登場する銘柄で、記事での数字がそのまま実際の決算とピシャリと一致する不自然さはさておき、今朝の記事のかなり踏み込んだ内容に読む方も力が入った。

小見出しに「株主還元姿勢が課題」と打たれたのである。また同社の株価水準をして「日経平均採用銘柄で最低のPER」「超がつくほど低いPER」と表現している。配当性向は業績の伸長に追いつけず市場での評価がおもわしくないことを指摘するものだ。

業績水準から見た株価水準は割安感に満ち溢れているが、業績に難の有る銘柄よりも下げ方は厳しかった。割安株ゆえ信用買いがつきやすく需給の重荷になるのは理解できるが、割安な指標を見て、押し目買いを入れても出直り期待を否定するように長い陰線を引く暴力的な売り方で崩されてきた。

東海カ−ボンに動きは日本株の縮図のようにも見える。将来に自信をもてない、悲観には過剰なまでに敏感に反応する日本株マ−ケットに象徴される動きだ。「踊る阿呆に見る阿呆」といった能天気さが欲しい。5年後10年後もNYダウの史上最高値更新は続いているだろう。それでも日経平均の高値更新だけは困難だろうと信じ込む自分も人のことは言えないけれど。
(5301)東海カ−ボン・・・・・今朝の日経記事でムチが入るか、無反応かは大きな見どころだ。
(7048)ベルトラ・・・・・マザ−ズ市場に個別株物色の機運到来だ。
(7035)anfac・・・・・高値5610円奪還に向けた動き。ここを抜ければ青天井が広がる。

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