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昨日の東京市場は午後2時あたりまでは小高く推移していたものの、大引けにかけて急速に売り物が入りはじめ結局日経平均は小安くなって取り引きを終えていた。

昨日の注目はなんといっても、当欄でも「異次元の爆益で買い安心感」と紹介した東海カ−ボンであった。今期に入って3度目の上方修正公表を受けた最初の商いだったが、買い人気に沸くどころか寄付きから売り気配スタ−トとなった。

業績変化率の凄まじさは東証1部の中でも折り紙つきであるし、日経新聞の取り上げ方も申し分の無い、ある意味「すべてが整った」状況にあった株が大幅安まで売る込まれる光景は株式投資の難しさを学習する良い機会だった。

心配されるのは市場に「上方修正銘柄は売り」といったマインドに傾くことだ。東海カ−ボンほどの強烈かつインパクトのある業績修正であっても株価が下がる、といった思考が勢いを増せば、目先の投資家がひねくれたスタンスを取り続ける可能性が高まる。

株式投資は「裏読み」「深読み」の世界だが、企業業績には素直に反応する市況が有意義なことは確かだ。日経平均とNYダウの過去30年の歩みを思えば、NYダウが勝る理由が投資家気質にあることは明白だろう。
(5301)東海カ−ボン・・・好実態を素直に株価に織り込む場面。この株の曲者ぶりは健在だった。
(5302)日本カ−ボン・・・黒鉛電極市況は東海カ−ボンの決算から再評価の気運となろう。

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