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秋雨前線が日本列島に停滞し、今週1週間は秋の長雨を実感できるかもしれない。暑さ寒さも彼岸までとはよく言ったものだ。夏の残り火ももうわずかである。

曽野綾子著「人間にとって成熟とは何か」(幻冬舎新書)は人が年を重ねていくことを客観的に捉える。年を取ることを「退化」「老化」「劣化」ではなく、「成熟」という言葉を用いて、心持ちの大切さを気づかせてくれる。

その中に「私は八十代に差しかかったところだから、四十代の倍は、その記憶と体験の貯金を持っているという実感を持っても不思議はない。」との一節がある。はじめて株を買ったときから30年以上が過ぎたが、資産は一向に増えないものの(笑)、その記憶と体験の貯金は人並み以上に積み上がったと胸を張れる。

私にとって株式投資は人生そのものである。金儲けが滅法好きなのではない。株式投資の楽しさと醍醐味にとりつかれたのである。そして現在進行形ではあるがこの拙文をひねる日々もまた楽しいのでる。

相場が思わしくないときほど、時間つぶしに立ち寄っていただける休憩所のような存在のブログに「兜町放浪記」をしたいと精進の日々を怠らず過ごしたい。
(6199)セラク・・・・・ここ数日の強さが目立つ。「半値戻しは全値戻し」の格言が成立するか。

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