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10日の東京市場は方向感のない見送り状況が続く1日だった。飛び石連休とお盆休みがミックスするカレンダ−に、厳しい猛暑が加わり株の売買も夏休みモ−ド全開であった。

【6079】エナリスが急騰している。10日のエナリス株は早耳筋が先出しジャンケンで勝負をつけた。これまで何かと問題の多い企業であったエナリスだが、一連の情報管理の甘さは相変わらずで呆れてしまう。

先月29日には前日に東京証券取引所が同社株式を監理銘柄(審査中)に指定すると発表し、ヤフ−ニュ−スのヘッドラインにもエナリス株上場廃止の可能性にかかわる記事が大きく取り上げられことを嫌気しストップ安まで売り込まれた。

それが9日から一部報道でエナリスとKDDIが資本・業務提携する方針を固めたと流れ、10日寄り付き前に「当社が発表したものではありません」、「本日開催の取締役会に付議する予定」などと堂々と未確定事項を明らかにして、その日はストップ高となっている。

この材料で株価は当面人気化するであろう。投資家からは数少ないサヤ抜き銘柄として歓迎されるだろう。それにしてもこうした重要情報が外部に簡単に漏れる体質は恐ろしい。逆の目(悪材料)があったとしても、結局同様に会社発表前にズブズブと情報漏えいするのだろう。株は買えても会社は買えない一例であろう。

(6767)ミツミ電機・・・・・新製品待ちのカウントダウンがはじまっている。

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