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本日の東京市場ではこれまで市場の起爆剤として持ち上げられてきた(7974)任天堂が急落し、その「ポケモンGO」関連株と目され大きく上昇してきた個別銘柄に大量の売り物が殺到している。

先週金曜日の大引け後に任天堂が「ポケモンGO」による業績貢献は限定的とのニュアンスのIRを行ったことで、市場では世界的な反響を巻き起こしている「ポケモンGO」への期待が剝がれた格好となっている。

今回の突然のIRの内容については、上方修正でも下方修正でもない、会社側が市場の動きを見極めたうえ時間を稼いで、アナウンスを決定した感が強い。それが、3日前でも、1週間前でも、公表する時期はあった内容である。数字を算定し、具体的変更を伴わない意図が不明のIRであった。

ここまであえて公表を引きのばしてきたのは、日本配信を完了するまでのトラブル回避と受け取られても仕方ないだろう。「株価は市場が決めるもの」と毅然とした対応には程遠い、恐る恐る市場の反応を測りかねて投資家にとって重大な影響が生じる可能性が高いアナウンスをズルズルと抱え込んできたのだ。

今回の任天堂の情報開示の姿勢は投資家を大きな混乱に陥れた。結果的に投資家の期待感を弄ぶような対応をしてきたと言い切れる。任天堂はもっと早く、今回の事実を公表すべきであったはずだ。


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