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先週末金曜日の東京市場は日経平均が941.27円高と急反発した。その前の2日間で1000円安していたことを考慮すれば一転強気に傾くにも不安まじりが当然だろう。

株安の演出をしてきた急角度の原油安、円高、海外株安のうち円高は118円後半まで戻しが入った。原油についても一段安にはブレ−キがかかる水準まで到達済みでこのことが海外株安のオ−バ−シュ−トのリスクを小さくしはじめている。

今回の世界的な株安は新興国市場安、資源価格安といった「相場を見て相場が動く」といったやっかいなタイプである。一国の政治・経済・財政課題や、金融調節が絡むものならば危機感で修正できるが、マ−ケットはハンドルはあってもブレ−キの無い乗り物だ。

東京市場には戻り足の速さより、下値への抵抗力を期待したい。円高になっても、原油安になっても、国民生活は窮乏しない。労働力不足は深刻で歩みは遅くとも確実に賃金は上昇傾向になる。日銀のインフレ目標の未達は、裏を返せば日本経済が「雇用は健全、物価は安定」と実は最強の状態であるのだ。

週明けの株式市場は「買い」から入る展開に安堵感が広がるだろう。ここまでの下落率が大きかった銘柄の中から、修正高が進むのが相場の理だ。

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