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日本時間の今朝取引を終えたNY株式市場が191.75ドル高の18252.24ドル、S&P500指数は最高値を更新する活況となった。週末の東京市場は小じっかりのスタ−トを切ることができそうだ。

事実上、14日に閣議決定された安保法制により、日本が集団的自衛権の行使を国の安全保障の柱に据えることを選択したことになった。賛成・反対双方の主張はこの法案が成立したからといって、相手方の意見が正しくなかったと解釈されるべきものではない。

「右か、左か、」と言われれば自分でも右巻き志向であると思う。そんな私でも、今回踏み出そうとしている方向については積極的賛成にはなれない。どうしても不安が残るのである。それは米国に対し、集団的自衛権を行使すること以上に、ときにそれを「断る勇気」を行使する政治家が不明だからである。

国家の決定は、決定した当時の人間が存命中に限りほぼ当初の解釈・趣旨どおり問題なく運用される。それが20年、30年先の代になって、個別事象ごとの判断を迫られる重大時には、もう今の政治家たちは此の世にはいない。

今回の決定は「どう考えても日本の国益とはあまり関係ない」ことであっても米国が対象となる紛争には、お誘いの声がかかる国になることを認めたものだ。

将来、もし米国に対し「断る勇気」を行使することが「日米関係を損なうから。。。」なんて論法がまかり通るとも限らない。それはもう使いパシリの弟分と変わりない国家である。そんな一抹の不安を覚える朝である。

(3683)サイバ−リンクス・・・・・上期計画の進捗率が92%となる。業績好調を買う相場。

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