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久々になんとも不愉快な政治アジを耳にした。世の中を恨み、政治を恨み、社会を恨み、真実か創作かどうかの確認のしようの無いネット上の書き込みに対し本気で同情する人間がどれほどいるのか疑問だが、少なくとも罵詈雑言に等しい汚い言葉の羅列を見て、それがどれほどの人物か探る必要も無くなった。

ただただ、ひたすら「〜だろ・〜しろ系」の言葉使いと「日本死ね!!!」という思考性、現政権の政策フレ−ズである「一億総活躍社会」をこき下ろし「とりあえず金だすか無償にしろ」といった粗野極まりない言い草に、決して世の中を良い方向にもっていきたい善良で真摯な姿勢を見いだすことはできない。

そこには自らの家族の置かれた状況は一切書かれてなく、徹頭徹尾、政治家批判に終始する。とても社会生活を通した実感のこもった問いかけには思えない。

このような正体不明の悪文を国会の論戦の場や一部マスコミが政権批判の材料に取り上げることは、社会に対する不平不満を誤まった方向に扇動する愚行としか思えない。

保育園に落ちる。「そんなことはあなただけじゃないですよ。」と発することがはばかられる世の中になるほうがよっぽど怖い。あの筆致からは微塵の同情も感じ取ることはできない。

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